おはようございます。
東京税経センターの市村祐記です。
職場によくある人の問題について
“あるべき姿”をお伝えしています。
今回は
「なぜ不満を持ってしまうのか?」についてお話します。
人材の研修の中では
「仕事は楽しい」とか「仕事は面白い」という
内容の話が出てくることが数多くあります。
確かに、そのような一面もありますが
正直なところ「大変」だったり「プレッシャー」を感じたり
時には「つらい」なんてこともあるのではないでしょうか。
※そのようなことがあるからこそ「仕事は面白い」
と研修では言われます。
でも実際うまくいかないことが続いたりすると
つい愚痴をこぼしたくなる気持も分からなくは
ありません。
しかし、職場や仕事で何かと不満や愚痴ばかり漏らして
「本当にあいつ何とかならないか」なんてお悩みの
経営者もたくさんいます。
まあ、不満や愚痴も一時的な気分転換になって
次のやる気につながっているならば
ある程度は止むを得ないというご意見もありますが、
もしかしたら
・職場の雰囲気を悪くしている
・前向きな仕事の邪魔になっている
・会社方針の浸透をしにくくしている
・健全なコミュニケーションをとれなくしている
・仕事の流れを停滞させている
などなど
本人は気づかないうちにこのようなことになって
しまっている可能性があります。
職場的には不満や愚痴はあまり誉められたことではない
ということですね。
では何故、不満を持ち、愚痴を言ってしまうのでしょう?
―――思い通りに行かないことがあるからでしょうね。
では、思い通りにいかないとなぜ不満を感じるのでしょう?
かなり精神的な話になりますが、
ステーブン・R・コヴィー氏は『7つの習慣』のなかで
次ようなことを書いています。
“不満を感じやすい人は、心が周りの人や環境に支配
されやすい。しっかり自分の価値観を持って行動している人は
「自分の天気」を持っている。なにか問題があっても人や環境
を恨むことは無く、自分の意志で行動する。そのような人はなにか
状況を変えたければまず自分が変わる”
簡単にいえば、
なんでも「人のせい」「まわりのせい」にしてしまう人は
常に不満を感じている・・・というのです。
一方、自分の言葉、行動、振る舞い、結果に自分で責任を持つ
覚悟のある人は問題の原因は自分にあると感じるため
あまり不満を他に漏らすことがないそうです。
このような考え方を従業員みんなが理解し、実践できれば職場の
雰囲気は大きく変わり、業績がアップするかもしれません。
特に大切なポイントは少数が理解するのではなく
職場のみんなが「人のせいにしないで主体性を持つ」意識で
仕事にあたることだと思います。
“努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る”
by 井上 靖 (小説家)
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに!