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メールマガジン

ホウレンソウの本当の意味とは

2019年07月31日

おはようございます。 
 
東京税経センターの市村祐記です。 
 
 
 
 
 
水曜日担当の私からは毎週 
 
職場によくある「人の問題」について 
 
「人材育成の基本」を踏まえて“あるべき姿” 
 
をお伝えしています。 
 
 
 
 
 
今回は「ホウレンソウの本当の意味」について 
 
お話したいと思います。 
 
 
 
 
 
ビジネスではよく言われるホウレンソウは 
 
「報告」「連絡」「相談」の頭をとった言葉ということは 
 
誰でも知っていることですね。 
 
 
 
 
一般には、1980年代に当時の山種証券(現SMBCフレンド証券) 
 
社長の山崎富治氏が社内に提唱したことが話題となり、更に 
 
ご本人の著書『ほうれんそうが会社を強くする』がベストセラー 
 
となったことから広く知れ渡るようになりました。 
 
 
 
 
 
 
報告とは 
 
 部下が上司の指示に取り組みつつ、途中経過を報告すること 
 
 
連絡とは 
 
 自分の意見や憶測を含めない関係者への状況報告 
 
 
相談とは 
 
 自分だけで業務上の判断が困難なとき、上司に意見をきくこと 
 
 
 
 
 
一説には 
 
「報告」を「確認」にかえて「かくれんぼう」のほうが良い 
 
ということを言う有識者もいるようです。 
 
 
 
 
 
ところで 
 
「報・連・相」は上司が部下に対して「自分から情報発信を行なわせる」 
 
ためのしつけとして捉えられているケースが多いようですが、 
 
提唱者の山崎の著書では、部下に「報・連・相」をやってもらうというよりは 
 
上司(管理職)が「イヤな情報、喜ばしくないデータ」に耳をそむける 
 
ことなく、むしろ問題点を積極的に改善していくことで、新人や非正規雇用 
 
のスタッフであっても容易に報告・連絡・相談が行える風通しの 
 
良い職場環境をつくるための手段として「報・連・相」を勧めています。 
 
 
 
 
 
 
上席者が、問題点や不具合など都合が悪いことであっても、どんどん発言できる 
 
雰囲気を作っていくならば、職場が改善されていくための情報がしっかり 
 
共有され、みんなにとってとてもやりがいのある場所になるということです。 
 
 
 
 
 
部下に求めるばかりではなく、上席者自らがそのような環境にするために 
 
努力をしていくことが大切だといっているのですね。 
 
 
 
 
 
 
“過去のリーダーの仕事は「命じること」だが、 
 
未来のリーダーの仕事は「聞くこと」が重要になる” 
 
 
 
 
 
by ピーター・ドラッカー(経営学者) 
 
 
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。 
 
次回をお楽しみに! 

みつかる