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メールマガジン

調査中でも電話すればいい

2019年01月31日

おはようございます! 
税理士の松嶋と申します。 
 
 
本メルマガは、皆様が怖い怖い 
とおっしゃる税務調査に対し、 
勇気をもって戦えるノウハウを 
解説しております。 
 
 
 
私のパートは【毎週木曜日】です。 
 
税務調査について分かりやすく 
解説していきます。 
 
 
 
 
 
 
それでは、第二百一回目。 
 
 
テーマは、 
 
「調査中でも電話すればいい」です。 
 
 
 
元国税調査官という経歴があるため、税理士向けに 
税務調査対策セミナーをやらせていただくことが多くあります。 
 
 
セミナーである以上、受講される税理士は効果的なノウハウを 
学びたいと思っていると思いますが、効果的とされるノウハウのほとんどは、 
裁決で納税者が勝った事例などを基にしたものです。 
 
 
 
このような事例を学ぶことも意味がないわけではありませんが、 
 
残念なことに調査官は法律も裁決も判例も原則としてとして知らない 
知っていたとしても都合の悪いものは無視する 
 
このような現実がありますので、悲しいかな上記のノウハウは小手先の
スキルにすぎません。 
 
 
 
もっと重要なことは、 
 
税務調査に臨む態度です。 
 
 
多くの税理士や納税者のように、国税に対して苦手意識を持っていれば、このような 
小手先のスキルも使えないことになります。 
 
 
 
私自身は全く意識していなかったのですが、税務調査の立会いに同行した際、驚かれる 
私の対応の一つに、 
 
国税に対して全く気を遣わないこと 
 
があります。 
 
 
気を遣わないので、 
 
わからないことがあれば条文を示して回答するよう依頼する 
 
「あまり先の日付にすると、調査が長引きますよ」などと脅されても、 
その上司にクレームを言って2か月先の日を調査日として設定する 
 
見せる必要のない私物などの資料については、「協力がない限り見ることは
できませんよね。」と言って断る 
 
 
こういう対応は至極当然と思っているのですが、調査官の言うことを
素直に聞かないと心証を悪くしてより問題になると思っているのか、
多くの税理士は国税に気を遣って実践しない傾向があるのです。 
 
 
 
国税に気を遣ったって税金はまけてもらえませんし、多くの調査官は
納税者とのトラブルを嫌って穏便に済ませようとしますから、 
気を遣わずに、わからないことは聞き、協力できないことはできない
と言って何も問題ないのです。 
 
 
 
事実、多くのOB税理士は後輩にすぎない調査官に全く気を遣いません。 
 
 
むしろ、現職時代に要職にあったOB税理士に対しては、調査官の方が
オドオドして気を遣っています。 
 
 
 
とは言え、調査官の中には、私が以前立ち会いをした某税務署の
第一統括官(第一統括官は優良申告法人の担当をしていますので、
本来は納税者を尊重する方が多いのですが)のように、 
 
高圧的な態度をとって納税者に圧力をかけてくる輩もいます。 
 
 
こういう不適切な調査官への対応ですが、納税者に対しては強行的に
振る舞っていても、ヒエラルキーの国税組織の中では必ず頭の上がらない
上司がいますので、 
 
総務課長などより強い上司を使って態度を見直すよう苦情を申し出ればいい 
 
だけです。 
 
 
 
一例として、私は携帯電話に国税局の電話番号を登録しており、
どうしても許せない対応があった場合には、 
 
税務調査中、調査官の目の前で国税局の納税者支援調整官に電話をする 
 
こととしています。 
 
 
 
クレームは早い方が効果的ですから、このような対応も一考の余地があります。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた来週!! 
 
 
 
追伸、 
 
わたくし松嶋洋の詳しいプロフィール 
は以下のサイトからどうぞ!! 
 
↓↓↓ 
 
http://yo-matsushima.com/profile 
 

チームとは何か?

2019年01月30日

おはようございます。 
 
東京税経センターの市村祐記です。 
 
 
 
 
職場によくある人の問題について 
 
“あるべき姿”をお伝えしています。 
 
 
 
今回は 
 
「チームとは何か?」についてお話したい 
 
と思います。 
 
 
 
最近、ビジネスの組織のあり方ついて 
 
“チーム”という言葉であらわされることが 
 
多くなりました。 
 
 
 
 
経営者や有識者達はたちは 
 
「チーム」に注目しているようですね。 
 
 
 
 
例えば 私も先日このような研修を受けました。 
 
「チームビルディング ワーク 体験会」 
 
経営者や管理職の方が大勢集まってガッツリ研修を 
 
体験していました。 
 
 
 
 
体験会でお聞きした「チーム」のキーワード 
 
・目的、目標の徹底した共有 
 
・全員が目的、目標に挑戦的 
 
・各メンバーがそれぞれの役割に強い責任感 
 
・達成意欲から出る自由闊達なコミュニケーション 
 
・各メンバー同士の敬意と信頼 
 
・共同責任、助け合い 
 
 
などなど・・・ 
 
 
 
 
しかし 
 
意識の高いこのような方々が言う「チーム」と 
 
現場でモノを言わない従業員が思っている「チーム」 
 
とは大きな開きがある可能性があるかもしれないので 
 
ご注意を! 
 
 
 
 
おとといのある大手企業での出来事です。 
 
 
 
取締役部長が朝礼で 
 
従業員(40代女性)に大きな雷を落としました。 
 
 
 
部長「インフルエンザで休んだ人の仕事を 
 
何故1週間もほったらかしにしたんだ! 
 
チームでやっているんだぞ!あなたは 
 
その意味がわからないのか!!」 
 
 
 
女性従業員「申し訳ございませんでした・・・」 
 
 
 
部長「あなただけじゃない。 
 
他の人もほったらかしとはいったい 
 
どうなっているんだ!あなたのいる特需チームは。 
 
皆チームの意味がわかっているのか?」 
 
 
 
女性従業員「はい、もちろん分かっております・・・ 
 
今後は気をつけます。この度は誠に申し訳 
 
ございませんでした!」 
 
 
 
神妙な顔で涙をこぼさんばかりに目を閉じ 
 
頭を下げてなんとかその場を切りぬけました。 
 
 
 
 
部長がいなくなった後、女性従業員は同僚を集めて 
 
 
 
女性従業員「私の仕事じゃない。そんな手当てももらって 
 
いないのに何故私が怒られなきゃいけないの!私だって 
 
風邪気味だし、暇じゃないし ・・・」 
 
 
 
まわり女性社員 → みんなうなずく 
 
 
 
それを見ていたという私の友人は 
 
「この人たちはチームどころか烏合の衆以下だ」と 
 
苦笑いしていました。 
 
 
 
これ、現実の話ですよ! 
 

 
 
“あれ、おかしいなと感じた訓練生と正対し、普通に質問を投げかける。 
 
視線、表情、しぐさ、回答・・・視線をはずさず、よく注意してごらん。 
 
山の中で何日も一緒にいるんだから、3分もあれば何を考えているか 
 
だいたいわかるもんだ”by 山の特訓 カリスマ講師 
 
 

市村の感想「部長、女性従業員に”チーム”の意味は?って

質問してもよかったのではないですか・・・」なんて思います。

 
 
最後までお読み頂きありがとうございました。 
 
 
次回もお楽しみに! 
 

海外不動産を使った節税策はまだ生きている!?

2019年01月29日

おはようございます! 
東京税経センターの徐です。 
 
 
 
自由な生活がしたいっす! 
 
 
人気ジャニーズグループの「嵐」が 
2020年末をもって活動休止のニュースです。 
 
 
ワタクシもそんなセリフをさらっと言って 
長期休暇を取ってみたいもんです・・・ 
 
 
ま、ジャニーズ事務所に入れなかったこと 
を悔やみつつ(そもそも候補にもならない)、 
真面目にコツコツとお仕事をします。 
 
 
 
 
 
 
さて、 
 
コツコツと言っても、節税は一気に大きく! 
というのが人情てなもんです。 
 
 
 
 
例えば、 
 
4年落ちの中古ベンツ1000万円。 
耐用年数は新車6年、中古は簡便法で2年です。 
 
 
耐用年数2年の定率法償却率は1.00だから、 
なんと1000万円×1.00で初年度は全額が 
減価償却費として損金になります。 
 
 
利益が1000万円あっても大丈夫! 
但し、償却費は月割計算なのでご注意。 
残りは翌期の経費になります。 
 
 
 
 
さて、ベンツを2年後に800万円で売ります。 
 
 
償却が終わって簿価0円ですから、 
売却益800万円全額に対して税金が。 
 
 
 
う~ん、イマイチだね。 
もっと高いクルマじゃないとメリットが・・・ 
 
 
 
 
 
まだまだ節税が足りないよ~・・・ 
 
 
 
 
 
例えば、 
 
米国の築60年の木造住宅1億円。 
耐用年数は新築22年、中古は簡便法で4年です。 
 
 
なにしろ国土がドでかいアメリカです。 
土地の価値なんて殆どナシ!2000万円。 
 
日本では築60年のお化け屋敷には建物の価値 
なんてありません。ところがドッコイ米国では 
築年数は無関係です。8000万円。 
 
 
 
定額法で建物8000万円をわずか4年で償却です。 
 
毎年2000万円が減価償却費として損金に。 
その他の所得が計2000万円なら4年間は所得税が 
ゼロで全額還付です! 
 
 
 
さてさて、5年後に米国不動産を1億円で売ります。 
 
こちらもクルマと一緒。償却が終わって土地代 
2000万円を差し引いた8000万円全額が利益です。 
 
 
 
 
しか~し! 
 
 
個人で5年超所有の不動産売却は税率20%です。 
 
 
つまり、所得税節税は55%で行い、納税は20%で 
済ませる、という夢のようなスキーム! 
 
 
 
 
ちなみに、償却終わった4年後にすぐ売ると 
短期譲渡となり税率は39%(住民税含む)。 
 
 
なるほど、だから5年後に売るのね。 
アッタマいいー! 
 
 
 
 
 
 
 
 
ということで、 
 
海外不動産を使った大胆な節税スキームは、 
予想された税制改正が入らずまだ生きています。 
 
 
 
よ~し!!! 
 
と思ったそこのアナタ! 
 
 
ワタクシはこのスキームを積極的に進めるため 
にご紹介したわけではありません。 
 
 
このスキームには当然にリスクもあります。 
長くなるからまたの機会に説明しましょうね。。。 
 
 
 
 
と、余韻を残してそっと今朝は終わります。 
 
ふふふ、気になるでしょう!? 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
来週もお楽しみに!! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

卒哭忌って?

2019年01月28日

おはようございます!
東京税経センターの井本です。
 
インフルエンザが
全国的に猛威を振るう中 

同様に流行している
いわゆる胃腸風邪に
先週、恥ずかしながら
感染してしまいました。 

 
発熱と下痢の症状で
急ぎ病院に行くと 

 
インフルエンザのように
出社禁止ということはないが 

公衆衛生的に外にいない方が望ましい 

とかかりつけのお医者さんから
言われてしまいました。 

 
公衆衛生的にいない方が望ましい 

人はそれを”ばい菌”と呼びます(泣) 

 
愛するTZC内でも
結構なばい菌扱いを受けたので 

最低限行わなければならない
急ぎの仕事だけ行って 

早めに帰ってすぐに寝ると
気づけば丸一日
なにも食べていない状況になりました。 
 

お正月に太った分
すっかりこれで元通りになりました(笑) 
 

と、ツラい思いをしたので
今日は相続のお話です。 
 

「卒哭忌」という言葉、
ご存知ですか? 

 
仏教用語で
人が亡くたって百箇日経ったときの
ことを言うのですが、 

 
「卒とは、「おわる、終える」、
哭は、慟哭(どうこく)という言葉のように
「大声を上げてなげき泣く」という意味です。
忌は、ここでは「仏事」という意味です。」 

西楽寺ブログ
http://www.imacoco.net/hirahou/77-49/100niti/ 

亡くなって百日経った頃に
亡くなったことの悲しみから
そろそろ卒業しましょう、
ということです。 

逆に言えば、
その100日経つ前は
グリーフケアの観点からも
変に無理したり
頑張ったりしない方がいいようです。 

 
私自身も数年前に
父が亡くなったとき、 

しばらくは悲しみにくれていましたが 
繁忙期だったこともあり
夢中で仕事をして 

時の経過とともに
いなくなったことを
受け入れられるようになり 
次第に元来の明るさを
取り戻せたと思います。 
 

ただ、現実には
役所の手続きからして
悲しいからと言って
100日も待ってくれないことが多いです。 

亡くなったことを届け出て 
 
受給されてた年金を
止めたり切り替えたり 

 
四十九日の法要をやって
香典返しを送って・・・ 

 
自分で全部やろうとすると
悲しみに暮れている
暇もないくらい
様々なことが待っています。 
 
 
残された借金が
正の財産よりも多かったときに
3ヶ月以内に行わないとできない 

『相続放棄』の手続きがあったり 

 
亡くなってしまった人の
確定申告である 
『準確定申告』も
原則4か月以内ですから 
100日目から動き出そうとすると
あっという間にその期限が来てしまいます。 
 

 
相続税の申告がなかったとしても
遺産分割協議をして
財産を分ける作業もあったりします。

 
相続って何かとやることが多いのです。 

 
葬儀は葬儀社さんにお願いするように

早めに相続も専門家に相談して 

遠方の戸籍やら
不動産に関する書類の取り寄せとか
細かいことからでも
お願いできることは頼んでしまった方が 

手続き的にも楽になりますし
同時に気も楽になります。 
 

気が休まる 

故人が亡くなった後
特に高齢の遺族にとっては
これほど大切なことはないかもしれません。 

ゆっくりと故人の死と
向き合うこともできます。 
 

愛する家族がいなくなってからの
新たな出発ができるようにと 

私たちTZCは
そんな気持ちで
相続のお手伝いしています。 

・・・と 

風邪ひいて寝込んでいたら
すっかりおセンチなメルマガに
なってしまいました(笑) 

さあ、今月もあっという間に今週で終わりです。
風邪に気を付けて頑張っていきましょう!