おはようございます。
東京税経センターの市村祐記です。
職場によくある人の問題について
“あるべき姿”をお伝えしています。
今回は
人材育成に欠かせない基本
「ビジネスにおける礼儀・マナーについてです」
先日、あるブログを見つけて興味深く読んでいたんですが、
「礼儀・マナーの講師が、自身の差別化のために
独自の礼儀・マナーを創作して教えている場合がある」
といった内容のものでした。
なかには
「これって礼儀・マナーなのだろうか?」
というものや「ちょっとやりすぎじゃないだろうか?」
というものまでいろいろあるようです。
例えば
・メールを送ったあとに電話でメールが届いているか
相手に確認をする
・仕事中でも廊下で上司に会ったらスグに立ち止まり
最敬礼をして、相手が去るまで頭を上げない
・飲み会終了後の帰宅途中に御礼メールを送る
・御客様とのは初対面では3回「座っていいですよ」
といわれるまで座ってはいけない
・夏の暑気払いのようなフランクな飲み会でも上着は借用する
など・・・
このような類のことを「やることがあたりまえ」としてしまうのは
一部の礼儀・マナーの講師だけではありません。
ビジネスの現場でも上司が部下や後輩にこのような
ことを余り考えずに指導してしまう話をよくお聞きします。
もちろん、上記の内容が全くおかしいというつもりは
ありません。
ただビジネスにおける礼儀やマナーの本当に大切なことは
「相手や周囲が不快感や不信感無く気持ちよく物事が進められる」
ための考え方、言動、所作だと思います。
そして、今のビジネスはスピードや効率もとても大切で
急ぎのときや緊急の場合などはそのあたりも無視することはできません。
何がいいたいかというと、
礼儀・マナーは相手によって、場所によって、状況によって
(TPOで)変わるものだといいたいのです。
TOPに合っていないのに教えられたからと
何も考えずにやってしまうと、気遣いのつもりでやったことが、かえって
相手の手を煩わせたり、滑稽なことになってしまう場合があります。
一方、その場や状況に合った印象のいい振る舞いや言動がスムーズにできると
「ビジネスセンスがあるな」とか「なかなかデキルな!」と思われたり、
さらに信頼感が増し、とても頼もしくはつらつとした感じに見えたりします。
もちろん、そのように出来るようになるためには
ごく基本的な礼儀やマナーはしっかりマスターすることは重要です。
そのようなことを理解したうえで、相手を思い、周囲にも気を配る
気持ちを持って対応すること。
さらには状況を見ながらスピード感や効率などにも配慮することが
とても大切なのだろうと思います。
ただ、
「上から言われたから」
「きまりだから」
「常識だから」
「礼儀だから」
「マナーだから」
単にこのような理由だけではなく、職場のメンバー全員が
「相手や周囲が不快感や不信感無く気持ちよく物事が進められる」
といった点や
「状況をみながら、ビジネスに合った効率やスピード感に配慮する」
このような点を考慮して礼儀・マナーに取り組んでみれば、
きっとビジネスによい変化が生まれるように思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに!