おはようございます!
東京税経センターの井本です。
”青汁王子”こと
株式会社メディアハーツの三崎優太社長が
法人税などおよそ1億8000万円を脱税した
容疑で先週12日に逮捕されました。
私は関与していませんが、、、
だいぶ前から
こうなるのではないかと
いう情報は耳に入っていました。
ということで、
この事件から
学ぶべき教訓について
以下に3つまとめてみました。
①架空取引は脱税です。
今回、架空の広告費を計上したとして
脱税となりました。
「同業他社について
批判的な内容をネットに書き込むよう、
別の会社に依頼して支払ったもので、
架空の経費ではない」
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190212/0025444.html
ネット書込みの外注として
数億円を使った?
しかも他の役員が経営する会社に!?
朝日新聞DIGITAL
https://www.asahi.com/articles/ASM2D3HCCM2DUTIL00P.html
実態が伴わない経費は
“架空”となり
“脱税”と扱われます。
「(国税は)架空発注して、
浮かせた分を私に還流させていたというんですが、
そんな工作はしていません。」
NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20190214_870280.html?PAGE=1#container
この国税の話が正しいとすると、
(そうみていますが)
広告費として
架空の経費を外部に支払い
そのお金が私(個人)に
還流されていた。
一旦外部に支払って経費扱いし、
本来給与でもらう際にかかる
個人の所得税、住民税より
低いマージンを引かれて
裏で個人に還流されるなら
青汁王子にとって
多少の手数料を払っても
大きなメリットがあるわけです。
しかもいわば身内の会社を
使ってとのことですから
さぞ還流もしやすかったのでしょうね。
②派手な生活のアピールは要注意!?
テレビに出演していましたが
今はSNSを通じて
日常生活を公開することができます。
青汁王子の派手な生活ぶりは
私は興味がありませんので割愛しますが
派手な生活は
国税にも目につきます。
話は変わりますが、
とある会社の税務調査のお昼休みに
私のFacebookを覗いていた
調査官もいました。
たまたま訪問した先の方が
可愛い犬を散歩していたので
お借りしてその犬と一緒に写真を撮り、
犬嫌いの調査官に犬をけしかけてやるのさ
的な発言を冗談で書いていたら
そのまま「私には犬をけしかけないでくださいね。」
と言われてしまいました(汗)
不必要に畏まることも不要ですが、
派手な生活ぶりをアピールして
それが申告している
所得と見合わなかったりすると
調査官に疑問や興味を持たれる
きっかけになるかもしれません。
③ビジネスで一番大切なものを失います。
今、『青汁王子 脱税』で検索すると
多くの記事が検索されます。今回は多く引用を付けてみましたが
他にもまだまだ沢山関連記事が出てきます。
残念ながら
これらの全てが
ネット上から消えることは
もうないでしょう。
青汁王子も禊が済んだら
再び世に出てくるかもしれませんが
私たち一般市民が同じことをしたら
再浮上するには
相当なダメージが残ります。
王子とて
汚点がついたら
玉子かな
(芋野妹子)
玉子から、
一から出直しです。
また、脱税時の税金負担も本税のほか、
重加算税や延滞税といった
ペナルティの税金負担も
それなりに生じるため
一時的にキャッシュも
大きく目減りします。
あの時ちゃんと
税金を払っておけば良かった・・・
と思っても
やってしまった以上
残念ながら遅いのです。
さあ、いかがでしたでしょうか?
皆さんも正しい申告と納税を心がけましょう。
税金を抑えたいなら
「節税」の範囲で。
上手な節税のご相談は、、、
そうです、TZCにGOですね!
さあ、いよいよ確定申告突入です。
今週も頑張っていきましょう!