おはようございます。
東京税経センターの市村祐記です。
職場によくある「人の問題」について
「人材育成の基本」を踏まえて“あるべき姿”
をお伝えしています。
今回は「ならぬものはならぬものです」です
4月13日(土)、14日(日)に実母と妻を連れて
会津にある妻の実家までドライブに行きました。
母は40年位前に、今は亡き父と一度訪れたとのことで
とても懐かしく、楽しみにしていたのだそうです。
妻の実家へ行き、お父さん、お母さんに
挨拶した後、17:00ごろ湯野上温泉の旅館にいくと、夕食後の
「19:00からの『鶴ヶ城の夜桜ナイトツアー』に行きますよね?」
と言われるがままに参加。20人ほどで夜のお城を探索しました。
まだ桜は咲いていませんでしたが、ライトアップされた
天守閣やつぼみの桜がとてもきれいで、
参加者は皆大喜びでした。
なんでも、この近くに温泉宿はたくさんあるけど
ナイトツアーをやっているのはここだけだそうで、
シーズンにあわせて、蛍を見たり、星を見たり、
紅葉を見たり夜桜を見たりと、
楽しいガイドのおじさんの解説を聞きながら
懐中電灯片手の夜の穴場探検は大人気です。
※ちなみに高校のとき夏休みに妻はこの旅館で
アルバイトをしていたそうです。
翌朝、妻の先祖の墓参りをして
猪苗代湖、磐梯山方面へハンドルを切りました。
鶴ヶ城から猪苗代湖へ行く途中に、白虎隊の学び舎である
会津藩校「日進館」(当時のままを再現した学校)があります。
前回訪れた際は広大な学校を見て回りました。(今回は素通り)
ところで、この「日進館」の駐車場に大きく“什の掟(じゅうのおきて)”
が掲げられているのをご存知ですか? 200年ほど前、会津で
6歳から9歳までの武家の男子が守るべきだと教えられた掟です。
↓什の掟
https://nisshinkan.jp/about/juu
会津では、“什の掟”(現代版にしたもの)を
今でも小学校で毎朝唱和しています。
わたし達の毎日の仕事では“什の掟”が直接業績に繋がる部分は
無いかもしれません。
しかし、人として備えておくべき基本があります。
人々を組織として成立させ、強化(チーム化)するため
土台になる考え方を多く含んでいます。
今、テレビや雑誌、インターネットでは毎日のように
立場ある立派な人の問題や不祥事が報道されています。
これらを自社に置き換えたとき、もし、このような人たちが
上司だったら、部下はモチベーションを上げることはできない
でしょう。
“什の掟”を本当に唱和しなければならないのは
立派に見える大人なのかもしれません。
“什の掟”は7つの項目の後「ならぬものはならぬものです」で結ばれます。
この言葉は「“什の掟”は堅く守るべきものである」
という意味です。単にダメなものはダメという
意味ではありません。
あなたやあなたのいる組織、チームには
堅く守るべき考えやルールがありますか?
「ならぬものはならぬものです」
そんな押し付けのような考えはダメだという人もいるでしょう。
しかし、昔の会津の人々の教えや考えは今のわたし達にとって
学ぶところが非常に多いと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに!