おはようございます。
東京税経センターの市村祐記です。
職場によくある人の問題について
“あるべき姿”をお伝えしています。
今回は
「らしさ」についてお話します。
“経営者らしさ”
“幹部らしさ”
“先輩らしさ”
“新人らしさ”
“自分らしさ”
「らしさ」って一体なんでしょう?
先日知り合いのあるコンサルティング会社で
7名ほどの部下を持つ30代女性管理職から
こんな話を聞きました。
「2ヶ月ほど前に、45歳男性で素晴らしい経歴の人が
入ってきたんだけど、仕事は遅いしミスも多い。
それは最初だし仕方ないとしても、納得できないのは
自分の失敗を認めようとしないんです。
勝手な判断で進めて、ミスを指摘すると
“すみません”がでてこない。
出てくる言葉は
“それは事前に説明されていないから”
“対応マニュアルがちゃんとしていないから”
“教えてもらってないから”
“前の会社では違うルールだったから”
といった理解しがたい言い訳ばかり。
仕事の大切なことはじめに説明もしているし、
“慣れるまでは不明点はどんどん質問して下さい”
と言っているのに、独自の判断で勝手に間違えた
方向で進めてしまう」
当然、職場のなかに
「まだ職場のことも、仕事の流れも理解できていない
のに、あの言動は一体何なの?」という変な空気が流れます。
本人にしてみれば、
年下でしかも女性の上司。
プライドが前に出てしまうのかもしれません。
でもこの男性、実績があるスゴイ人なんです。
少なくとも職務経歴書上では…
女性リーダーは続けてこういいました。
「新しい職場で、“自分の能力を生かそう”
とか“成長していこう”とか“協力してやっていこう”
とか“前向きに頑張っていく人間らしさ”が
感じられないんです。このままではウチのメンバー達と
一緒にやっていくのは難しいでしょうね」
実際にこのような人はしばらくすると
自ら辞めてしまうのだとか。
どんな仕事をするにも、どんな立場でも
ふさわしい考え方や言動や振る舞いが
きっとあるのだと思います。
“考えは言葉となり、言葉は行動となり、
行動は習慣となり、習慣は人格となり、
人格は運命となる”
byマーガレット・サッチャー(英国初の女性首相)
仕事が「出来る」とか「出来ない」って
仕事の能力以前に判断されていることが意外と
多いのかもしれません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに!