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メールマガジン

言葉の力

2019年07月03日

おはようございます。 
 
東京税経センターの市村祐記です。 
 
 
 
 
水曜日担当の私からは毎週 
 
職場によくある「人の問題」について 
 
「人材育成の基本」を踏まえて“あるべき姿” 
 
をお伝えしています。 
 
 
 
 
今回は「言葉の力」についてお話したいと思います。 
 
 
 
 
 
最近ではパワハラが何かと社会問題になり、 
 
上司は部下に対して 
 
「接し方を気をつけるように」 
 
と注意を喚起する企業が多くなりました。 
 
 
 
 
その中でも注意したいシチュエーションは 
 
部下が失敗をしたときや、問題を起こした際に 
 
上司が指摘をしたり、改善を求めるときです。 
 
 
 
 
“怒鳴ったり”“乱暴な話し方”など態度については 
 
わかりやすいため、誰もが気をつけるようですが、 
 
意外と無頓着になりがちなのが「言葉」です。 
 
 
 
 
いうまでも無く「言葉」には大きな力があります。 
 
 
 
 
 
例えば、上司が部下に対して 
 
「本当に使えねえな」 
 
「何をやらせてもダメなやつだ」 
 
「役立たず」 
 
「君の学歴じゃ仕方ないね」 
 
「こんなことだからいつまでも独りもんなんだよ」 
 
「いてもいなくても一緒だな」 
 
 
 
このような言葉は、どれだけ上司が穏やかに 
 
話したとしても部下の心に一生残ってしまう可能性 
 
があります。俗に言う 
 
 
 
 
「余計なひとこと」です。 
 
 
 
 
このような人格・能力・存在を否定するような言葉は、 
 
仕事の話で真剣に注意して聞いている部下にとって 
 
かなり強烈です。それが上司の話であればなおさらです。 
 
 
 
 
 
おそらく 
 
このような言葉を発する上司と仕事をしたい部下はいないでしょう。 
 
 
 
 
 
もちろん仕事の中では、叱るべき時もあるでしょうし、 
 
部下が聞きたくないことも言わなければならない時が少なからず 
 
あるかもしれません。 
 
 
※ちなみに「叱る」は相手のことを考えて改善を要求する言葉かけです。 
 
「怒る」とは個人の感情が先走って周りが見えなくなっている心の状態です。 
 
(「叱る」と「怒る」は全く別のものです) 
 
 
 
 
 
更にいえば「言葉」は人を傷つける反面、モチベーションをあげる「言葉」 
 
もあります。 
 
 
 
 
本当に単純でありきたりですが、「ありがとう」「いつも助かるよ」「さすがだね」 
 
などのちょっとした言葉を部下との普段のやり取りにつけ加えることで職場に活気が 
 
出たりします。 
 
 
 
 
このようにふだんから印象の良い前向きな「言葉」を使うように心がけていれば、 
 
とっさのときに失敗することもないでしょうし、 
 
周囲の人からも良い印象を持たれることでしょう。 
 
 
 
 
部下を持つ方は、ちょっとした自分の長所として、普段から言葉を大切にしながら 
 
周囲とコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。 
 
 
 
 
 
 
“言葉が荒廃しているとは、即ち精神が荒廃している事だ” 
 
 by 小林秀雄(文芸評論家、編集者、作家) 
 
 
 
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。 
 
 
次回をお楽しみに! 
 
 
 
 
 

みつかる