MENU

メールマガジン

相続人がいない人高齢者は土地を国に生前贈与!?

2019年06月25日

おはようございます! 
東京税経センターの徐です。 
 
 
 
風邪を引いたのか何なのか・・・ 
先週末から頭痛が止みません・・・ 
 
 
季節の変わり目だからかな? 
皆さんも体調には重々お気をつけて! 
 
 
 
ということで、今朝もまだ頭痛がする 
のでササっと終わらせちゃいます! 
 
 
 
 
------------------- 
 
 
日本国内の所有者不明の土地は、 
なんと410万ヘクタール! 
 
 
え?よく分らない?? 
 
 
なんと九州本島の面積を上回るほどの 
土地が所有者不明なんだとか・・・ 
 
 
 
参考:朝日新聞2019.2.8 
https://www.asahi.com/articles/ASM275HZSM27UTIL03L.html 
 
 
 
 
 
う~~、土地が欲しい~ 
お~い、誰か土地くれ~ 
 
 
日本全国には土地が欲しい人たちが 
山ほどいるのに、誰のものか分からない 
土地がこんなに沢山あるってアンタ・・・ 
 
 
 
こんなにも所有者不明の土地が存在する 
最大の原因は、相続時に手続きがされない 
ケースが多いからです。 
 
 
つまり、相続時の所有権移転登記が義務化 
されていないことが理由です。 
 
 
そこで現在、2020年の法改正を目指して 
相続発生時の登記申請を義務化しようと 
政府が動いているところです。 
 
 
 
 
さて、では誰が相続登記を行うかというと、 
それはやはり相続人でしょう。 
(もちろん司法書士が代理しますが。) 
 
 
では、相続人がいない人はどうなる?? 
 
誰も相続しないんだから誰も登記しない 
という事態になるのでは?? 
 
 
 
 
ということで、財務省が高齢者が生前に 
国と土地贈与契約を結ぶ制度を創設です。 
 
 
参考:日経2019.6.14 
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46077510T10C19A6EE8000/ 
 
 
 
要は、現行法では所有者不明の土地を 
お国が召し上げるに一苦労しているので、 
 
これをスッキリ解決してしまおう! 
という趣旨です。 
 
 
 
 
ただし、どんな土地でもよいかというと 
そうは問屋が卸しません。 
 
 
土地が荒れていて管理費が嵩まないか? 
所有者に過剰債務がないか? 
 
 
などなどをじっくりと吟味した上で、 
この土地ならヨシ!となった土地だけが 
生前に契約可能です。 
 
 
オイオイッ、と小さくツッコミも入ります。 
 
 
 
晴れて契約が済めば、土地所有者の死亡時に 
すぐに所有権を国に移して、国がその土地を 
管理処分することができます。 
 
 
------------------- 
 
 
 
ん?? 
 
国はタダで国民から土地がもらえるの? 
相続税は非課税?? 
 
 
 
制度の詳細はこれから。 
対象は80歳以上の高齢者。 
2020年に制度開始の予定。 
 
 
相続の事前対策で使えるかな? 
生前の売却や物納などと併せて 
比較検討必須の制度になるかもです。 
 
 
 
 
詳細が分ったらまたお伝えしますねー!(^^)! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
来週もお楽しみに!! 
 

みつかる