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メールマガジン

決算月によって税務調査の有利不利がある!?

2019年04月09日

おはようございます! 
東京税経センターの徐です。 
 
 
昨日の井本のメルマガで無茶振りされて 
しまったので、今朝は何があっても税務 
調査ネタで書かなければなりません・・・ 
 
 
ウムム・・・ 
 
 
 
そういえば、私も明後日から予定されて 
いた税務調査が1件中止になりました。 
 
 
理由は何かというと、 
 
他の案件で忙しいから他の日にしてくれ! 
という一方的な税務署の都合・・・ 
 
 
 
調査依頼の連絡をしてくる時は、何とか 
日程調整をしてほしい!としつこく言って 
くるくせに、自分たちの都合が悪い時には 
平気でスケジュールを調整してくれ!と。 
 
 
 
だから、 
 
ウチもお客様も忙しい中でスケジュールを 
調整してるんだから、ちゃんと予定通りに 
税務調査に来なさいよ!!!と。 
 
 
 
んで、スッタモンダした挙句、今回は中止で 
延期の予定もありません、だって!(^^)! 
 
 
 
ま、こんな交渉をして税務調査が無くなる 
こともあるんだなーというネタです。 
 
 
 
 
 
さて、とはいえ税務調査がいつ来るかは 
正直なところ分かりません。 
 
しかし、それは企業個々にとっての話です。 
 
 
 
ん?どーゆーこと??? 
 
 
 
はい、個人にせよ法人にせよ、調査時期という 
ものはある程度一般的に決まっているのです。 
 
 
 
つまり、個別に税務調査がいつ来るかは 
ある意味では運不運の世界なのですが、 
 
税務署のご都合で調査時期というものは 
決まっているのです。 
 
 
 
これを知っておけば少しは有利になるかもね・・・ 
 
 
 
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まずは個人。 
所得税の調査です。 
 
 
 
毎年3月15日確定申告が終わると、国税庁では申告 
データをKSKシステムに一心不乱に入力します。 
 
 
そうすると、 
 
KSKシステムが既に入手している様々なデータと 
照らし合わせて、ここ数年の申告状況の対比から 
異常値などをはじき出し、これは!という怪しげな 
事案を機械が自動的にピックアップ。 
 
 
税務署では毎年7月10日に人事異動があるので、 
その前に年内のまでの調査先を選定します。 
 
 
だから、個人の場合には7月から12月までが個人の 
税務調査の最盛期ということになります。 
 
 
 
 
 
 
 
次に法人。 
法人税の調査です。 
 
 
 
法人は個人とは違って、各会社によって決算期が 
異なります。 
 
だから、原則としては1年中が税務調査が行われる 
ということになります。 
 
 
 
ただ、そうは言っても実は決算月ごとにだいたい 
調査を行う時期は決まっているのです。 
 
 
 
 
具体的には・・・ 
 
 
2~5月決算法人 → 7~12月の調査 
 
6~1月決算法人 → 1~6月の調査 
 
 
てな具合です。 
これを知っておくと超便利&有利です。 
 
 
 
 
 
 
日本は3月決算法人が圧倒的に多く、この影響で 
税務調査の最盛期は秋、すなわち7~12月と 
なっているのです。 
 
 
そうすると、個人でも法人でも秋(7~12月) 
が税務調査の最盛期ということになります。 
 
 
 
 
繰り返しですが毎年7月10日が税務署の人事異動。 
 
 
税務調査官も人の子です。 
だから、それまでには仕事(調査)を終えたいと 
考えるのがフツーの人情ってもんです。 
 
 
 
 
ということは、 
 
税務調査時期が1~6月に実施されるようにする方 
が調査が楽になるかもしれない・・? 
 
 
 
 
だから、 
 
法人の方で、税務調査が怖い、来ても出来るだけ早く 
終わってほしいという場合には、 
 
 
決算月を6~1月にする、という方法を考えることも 
有効な手段の一つなのです。 
 
 
 
 
 
 
 
いや~、勉強になりますねー!(^^)! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
来週もお楽しみに!! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

みつかる