おはようございます。
東京税経センターの市村祐記です。
職場によくある「人の問題」について
「人材育成の基本」を踏まえて“あるべき姿”
をお伝えしています。
先日、別の会社の若手社員の人たちと居酒屋で食事をする
機会があっていろんな話をワイワイガヤガヤしていた
のですが、あるメンバーから出てきた職場の不満に
皆、大きな共感を持っていました。
それは、
1.部下を事務所で一方的に怒鳴り散らすリーダーへの不満
2.それを注意、指導しないまわりの管理職や部長への不満
3.部長の口癖について
1.リーダーへの不満は
・他の仕事をしている人に迷惑
・職場の雰囲気が重苦しくなる
・来客や電話の向こう側で聞いた人は「何事?」となってしまう
・もう上司に怖くて意見、提案など発言できなくなる
・やる気が無くなる (思考停止、チャレンジできない)
という声が多く出ていました。
2.部長への不満は
・年長者や部長もリーダーには何もいえない(ようだ)
・というよりリーダーの太鼓持ちになっている
・どんな内容でも失敗は「悪」という考えが主流
・何もしないで下の人に押し付ける上司ばかりになっている
・職場の雰囲気が最悪なのに上司は気づかないフリをしている
このようなところがたまらなくイヤだという声に皆共感していました。
3.その部署の責任者である部長の口癖
このような職場環境を改善しようと、勇気ある若手社員が
責任者である部長に今まで何度か改善要請のお願いに行っています。
すると煮え切らない説明のあげくに部長から出てくる言葉は
「“問題は我にあり”だからな」と諭されるのだそうです。
全員から「えーっうそでしょ!」という反応でした。
その勇気ある若手社員は部長と話して会議室を出たときに
自分の部下育成指導が出来ていないことを棚に上げて
「天に向かって唾を吐いているとはこのことだと」
苦笑いが出たそうです。
おそらく、
このような考え方ややり方が他のリーダー達にも浸透して
このような状況を生んでしまっているのかもしれません。
さらには「こんな人間を部長にして野放しにしているなんて」と
社長の人を見る目までもが「こりゃダメだ」と若手社員たちに
思われてしまっているところになんとも寂しさが漂います。
(創業者は素晴らしい人なのに・・・)
“上司が部下の相談に対して「“問題は我にあり”だからな」
と回答して何のアドバイスも問題解決の協力もしなかったらその後、
部下は上司を上司とは思わなくないどころか、一緒に仕事をしようと
いう気までなくなる” byある会社の若手社員
ベテランの方達は
たとえ、怖い上司に何もいえない若手社員であったとしても
ちゃんと見ているし、ちゃんと感じているということ、
意見だって持っているし、自分なりに先輩や上司を評価
していることも理解する必要があるのではないかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回をお楽しみに!