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優良申告法人になる意味はあるのか?

2019年04月16日

おはようございます! 
東京税経センターの徐です。 
 
 
 
昨日からまた税務調査最盛期がスタートです。 
あ、ワタクシ個人的な事情です。 
 
 
今日も税務調査立会い、明日も明後日も~♪ 
とドラえもんの歌のように毎日調査立会いです。 
 
 
 
 
まあ今月はいいとして、来月5月は100社以上も 
決算・申告があるのにー!もーーー!! 
 
 
と、煩わしい税務調査立会へのストレスを少し 
だけ発散したところで、 
 
先週に引き続きまして、どうやって税務調査を 
楽にするか?はたまた回避するか? 
 
というネタについて今朝も考えます。 
 
 
 
 
 
 
 
その魅力的(?)な方法の1つが・・・ 
 
 
【優良申告法人制度】 
 
 
というヤツです。 
 
 
 
 
 
■質問: 
 
優良申告法人ってなんですか?? 
 
 
■答え: 
 
過去3年間の納税額が平均以上で、将来も税金を 
沢山払ってくれる(はず)と税務署に期待されて 
いる法人で、使途不明金がなく、公私混同もない、 
などの厳しい基準をクリアした法人のこと。 
 
別名:お得意様 
 
 
 
 
 
 
風の噂では200~300社に1社の割合で存在すると 
のことで・・・ざっと0.3%~0.5%の確率です。 
 
 
優良申告法人に選ばれると、管轄の税務署長から 
「表敬状」という立派な賞状が授与されます。 
 
 
 
 
「貴社から提出された近年の法人税・ 
 消費税の申告等は申告納税制度の本旨 
 に即した内容のものと認められここに 
 深く敬意を表します。」 
 
 
 
 
 
有効期限(?)は9年間。授与された時から9年間 
は原則として税務調査がありません。 
 
 
念のため、5年後に「個別指導」というものがある 
ようですが、基準を満たせば再び優良申告法人と 
して表彰してもらえます。 
 
 
 
 
ちなみに、「表敬状」の冒頭には、 
 
「表敬対象最終事業年度 
 至平成○年○月○日」 
 
と、コチラもしっかり期限付き。 
油断するなよ・・と釘を刺します。 
 
 
 
 
 
 
さて、気になる選ばれる基準は・・・ 
ざっくりとこ~んな感じ。 
 
 
・5年継続青色申告、期限内申告、滞納なし 
・eTAXを利用 
・過去5年に国税局管内で平均以上の申告所得あり 
・7年以内の調査で不正計算無しで、各年度の申告 
 漏れ割合が所得の1割以下 
 
さらに、 
 
・公私混同がない 
・代表者や家族名義の不明瞭な預金がない 
・帳簿書類の適切な保存・管理、整備 
・取引先の不正に加担していない 
・関連会社についても適正な申告納税 
・税の啓蒙活動への積極的な取り組み 
 
などなど、代表者の税に対する姿勢なども問われて 
おり、これらをクリアすると晴れて優良ナンチャラ 
というヤツになれるそうな・・・ 
 
 
 
 
 
 
長年にわたって多額の税金を納めた勲章という 
ような意味合いも強いのでしょうね。 
 
 
 
ま、「税務調査が無い」ことと「税金を沢山払う」 
のとどちらが良いのかという選択は納税者である 
アナタの選択次第です、とも言われているような・・・ 
 
 
 
 
 
 
とにかく、煩わしい税務調査を無くす手段の1つで 
あることは間違いありません。しかし、どっちを 
選んだ方が税金が高くなるのでしょうかね・・・? 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
来週もお楽しみに!! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

みつかる