おはようございます。
東京税経センターの市村祐記です。
水曜日担当の私からは毎週
職場によくある「人の問題」について
「人材育成の基本」を踏まえて“あるべき姿”
をお伝えしています。
先日ブログで
「職場で信頼される人がしている行動」
という内容の記事があり、読んで思わず驚いてしまいました。
というのも、先週ある会社の課長と夕食でご一緒したとき
に課長が話していた「部下に対する要望」と全く同じ内容
だったからです。
ここからはブログの要点を抜粋------------
職場で信頼される人の行動とは
1. 相手によって態度を変えない
上肩書きや利害関係でしか対人関係を考えられないようでは
信頼は得られません。
2. 困っている人の手助けをする
周りの状況を見て、困っている人を自然にフォローできる人。
3. 落ちているゴミを拾う
事務所に落ちている小さなゴミを拾うなど、気持ちよく
過ごせる環境を作ることが自然とできる人。
4. 備品を補充する
コピーのトナーなど、気づかぬふりをして他の誰かが対応するのを
待ってるなんて人もちらほら。見て見ぬ振りをしない人。
5. 陰口を言わない
陰口を聞くと不快に感じるのと同時に、「陰で私の悪口を言っている?」
と疑ってしまいます。何かあれば本人に直接伝える人が信頼できる人。
もし、職場で信頼を得たいならば毎日の小さな行動から、意識を変えて
みてはどうでしょう。円滑な人間関係にもつながります。
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といった内容でした。で、ココで私が言いたいのは
「人材育成の基本」については、やり方や理論はたくさんあり、
手段、ツールは数え切れないほどです。
書籍、テキスト、研修、セミナー、Eラーニングなどいろいろな
ものがあります。そして数々の有識者や先生がいます。
しかし目指すべきところは本当にシンプル。
上記のブログに紹介されたようなことが「自然に出来るようになる」と
いったことだったりするのです。でもこれらは、誰が聞いても異論を
唱える余地が無いほど、ごく当たり前のことです。
ある人は
「そんな当たり前すぎることが会社の人材育成というのはばかばかしい」
とまでいいます。
しかし、大企業が悩む“人の問題”だって実際はこのようなことだったりします。
つまり高学歴で優秀といわれる人でも出来ないのです。
また、おそらく「ばかばかしい」と言い放つ人だってたいがい出来ていません。
もちろん それは私自身にも言えることです。
つまり「わかっていること=できること」ではないのです。
わかっていても出来ないことがあることを認めることで
もっと謙虚になって改善を目指せると思うのです。
ちなみに、先ほどの課長いわく
「うちのメンバーは学歴も高いし頭はいい、確かに優秀かもしれない。
でも、チームとしての総合力を発揮させ、さらにパフォーマンスを
あげられるレベルには程遠い。なぜなら職場をよくするための配慮
や、お客様や一緒に働いているとの良好な人間関係作りに必要な考え方
や行動が全く足りていないから」なのだそうです。
”悪賢い人は勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を称賛し、
賢い人は勉強を利用する” byフランシス=ベーコン(哲学者)
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回をお楽しみに!