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「先を読む」について・・・

2019年05月15日

おはようございます。 
 
東京税経センターの市村祐記です。 
 
 
 
 
職場によくある「人の問題」について 
 
「人材育成の基本」を踏まえて“あるべき姿” 
 
をお伝えしています。 
 
 
 
 
今回は「先を読む」についてお話したいと思います。 
 
 
 
 
“先を読む”というと、何か投資の話という 
 
ようなイメージを持つ方がいるかもしれませんが、

まったくそのような話ではありません。 
 
私はもっと身近で全てのビジネスマンに必要な習慣では 
 
ないかと思うのですが、あなたはどう思いますか? 
 
 
 
 
東京都内のある小規模企業の総務、経理をやっているベテランの 
 
女性は、とにかく仕事が早い。正確で社内外で有名です。 
 
 
 
会社のお金に関することから社員の仕事の状況やプライベート 
 
なことまでが驚くほど頭に入っていて、社長はことあるごとに 
 
そのベテラン女性に相談し、意見を聞くのですが、社内における 
 
大抵のことは即解決してしまう。そんな女性でした。 
 
 
 
例えば 
 
得意先で突然の不幸があれば、社長のお通夜への訪問に備えて 
 
黒のネクタイと喪章と香典(金額まで考えて)が用意されます。 
 
新入社員が入るとわかればロッカー、備品などが用意してあり 
 
歓迎会の会場手配から、段取りまで出来ていたりします。 
 
社員同士のいざこざがあれば社長に人事に関する対応策を出し、 
 
急な営業会議があれば、なにも言われなくても売上げの資料が準備

され、問題点の付箋までつけられています。 
 
ある日突然、部長が大クレームの電話があれば、緊急で出張の 
 
仮払いのお金と飛行機の手配がしてあるといった具合です。 
 
とにかく早くて確実な仕事で存在感がピカイチです。

 
 
 
ちなみに、この女性は学歴が高いわけでもなく、他の企業で仕事のやり方 
 
を教えられたわけでもありません。 
 
 
 
 
その女性に「なんで、そんなになんでもできるの?」と聞いたところ 
 
以下のような回答でした。 
 
 
 
・突然依頼されてあわててやる仕事は失敗しやすい(特に私は) 
 
・皆仕事でいろいろなことがあるがそのほとんどと絡む仕事だと自覚 
 
・だから社内外の情報収集を欠かさない 
 
・冷静に情報を整理すると次に何が起こるか大体わかる 
 
・何か起きた際どういう対応をすればいいかは経験値で予測がつく 
 
 (どうすれば社長からOKと言われ、どうすればNGと言われるか) 
 
・そのようにやっていると報告、連絡、相談が自然と集まる 
 
・今では社内で起こるほとんどのことは想定内 
 
・先が見えると事前に何をすべきかがわかる 
 
・結果として自分のペースでできるので効率よく素早く仕事が進む 
 
・ストレスも少なく失敗も少ない 仕事量もこなせる 
 
 
 
あなたの周りで 
 
仕事のミスが多い人、なぜか効率が悪くて伸び悩んでいる人がいるならば 
 
このベテラン女性の仕事のやり方は意外と参考になるかもしれません。 
 
 
 
 
”営業なら、新規の顧客がどんな事業を行っていて、その顧客は誰か、 
 
どんな問題を抱えているかなどを、事前に「先まわり」で調べる。 
 
総務なら、最新の働き方についての知識を常に仕入れ、社員が不満 
 
を漏らす前に、「先まわり」で働きやすい環境を作る。 
 
企画部なら、他社、他者に先駆けて最新のマーケット事情を把握する。 
 
また、新入社員なら、新入社員としてのビジネススキルを前もって身につける。 
 
つまり、「先まわり」はどんな仕事においても、効率的に、素早く仕事を 
 
進めるための、必須スキルといっても過言ではない。” 
 
 
by ある経営人事コンサルタントのブログより 
 
 
 
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。 
 
 
次回をお楽しみに! 

みつかる