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メールマガジン

研修頼みの考え方について

2019年06月05日

おはようございます。 
 
東京税経センターの市村祐記です。 
 
 
 
 
水曜日担当の私からは毎週 
 
職場によくある「人の問題」について 
 
「人材育成の基本」を踏まえて“あるべき姿” 
 
をお伝えしています。 
 
 
 
 
本日は 
 
「研修頼み」についてお話します。 
 
 
 
 
毎日仕事をしていると 
 
いろいろな問題が起こります。 
 
 
 
例えば部下が 
 
・仕事でミスをする 
 
・職場でコミュニケーションがうまくとれない 
 
・お客様に失礼な対応をする 
 
など… 
 
 
 
先日もある会社のマネージャー職から 
 
このような話を聞きました。 
 
 
 
ある若い女性スタッフがゴールデンウィークの 
 
4日前に体調不良で休みました。 
 
「翌日は来る」と言って 
 
また次の日も体調不良で休みました。 
 
結局ゴールデンウィークまで1日も出社せずに 
 
ゴールデンウィーク明けに出社しました。 
 
 
 
 
まともな仕事の引継ぎも無いまま 
 
お客様の約束も放置して、連絡もまともに取れずに 
 
2週間も休んだため、大きなクレーム問題に。 
 
 
 
「体調が悪いから休んで、何故文句言われなきゃいけないんですか? 
 
私が何か悪いことをしたのですか?」 
 
職場のリーダーが事情を聞くと若い女性スタッフはそう言って 
 
まともに話をしようとしません。 
 
 
 
 
リーダーがその状況を上司(女性管理職)に内容を伝えると 
 
女性管理職はリーダーに 
 
「こんな時はちゃんと締めなきゃダメよ!一体なにやってんの!!」と 
 
怒鳴りつけると、鼻息を荒げて若い女性スタッフとの面談にむかいました。 
 
 
 
結果は… 
 
若い女性社員の事情も聞かずに感情にまかせていきなり頭をたたいてしまい、 
 
話をする以前にパワハラ騒ぎになり、泥沼状態になってしまいました。 
 
(叩くことは絶対にやってはいけません 訴えられたら完全にアウトです) 
 
 
 
 
上席者にきつく注意を受けた女性管理職は、そのあとマネージャーに 
 
「若い女性スタッフにちゃんと研修を受けさせて、考え方を治さなくちゃね」 
 
「わたし達も研修を受けて部下の対応方法を勉強しなくちゃね」 
 
と言っていたそうです。 
 
 
 
この女性管理職は何か問題を起こすたびに 
 
「研修を受けましょう。勉強しましょう。」が口癖なのだそうです。 
 
 
 
 
このように研修で全ての人が「うまくいく」と信じている人も 
 
いるので私なりの意見を言わせて頂くと、 
 
 
“研修は万能薬ではない”ということです。 
 
 
以前、研修を任されていたころにずっと先輩講師に言われていました。 
 
 
 
 
もし、レベルアップを真剣に考えている人に 
 
その「考え方」や「やり方」を研修で分かり易く導くことが出来れば 
 
その効果は大きいといえるでしょう。 
 
 
 
 
しかし、研修を受ける対象者がマイナス思考の場合、例えば 
 
「自分が楽をすることしか考えない」 
 
「こんな職場は嫌いだから混乱すればいい」 
 
と考えるている人間だとしたら、どんなに素晴らしい研修であっても 
 
効果はゼロ或いはとても低いものになるでしょう。 
 
 
 
 
 
では、改善には研修頼みではなく、もっと大切なモノはなんでしょうか? 
 
私が思うには 
 
 
“気づき”です。これが行動のトリガー(引き金)になると思います。 
 
例えば「私は周りにとんでもない迷惑をかけていたんだ!」といった 
 
言い換えると「その人個人の“パラダイムシフト”」です。 
 
 
その後に、深い理解→強い反省→変わらなきゃ 
 
というようになっていくのが一般的だと思います。 
 
 
 
 
簡単に言えば、「人は教えられて変わるのではない。 
 
自分で“変わらなきゃだめだ”と思って初めて 
 
変わることが出来るのだ」と思います。 
 
 
 
 
だから最高の講師は「謙虚な自分の心」ということが出来ます。 
 
(謝れない(反省できない)人はなかなか成長できません) 
 
 
 
 
女性管理職は相手を叩いてしまった自分を反省すると共に 
 
人として何が悪かったのかに“気づく”必要があります。 
 
さらに、話を前向きに進めるために自分がどうあるべきか 
 
深く理解し、変わる決意をする必要があると思います。 
 
 
 
 
でなければ、部下を指導する研修を受講したとしても 
 
感情を抑えきれずに同じ失敗を繰り返すことでしょう。 
 
(現に似たような失敗を繰り返しているようです) 
 
 
 
 
話を元に戻しますが、それでもどんな人でも研修を受講する価値は 
 
あると思います。 
 
 
 
なぜなら人の“気づき”はどこで起こるかわからないからです。 
 
 
 
 
例えば、許されるものならば良い研修があれば受けてもらうべき 
 
だと思います。さらには、仕事のなかでも「きっと良くなって欲しい」 
 
という気持で先輩は後輩に「考え方」や「やり方」を教えるべきです。 
 
 
 
いろいろな場面で“あるべき考え”や“優れた仕事の進め方” 
 
に触れていくうちにどこかで、思わぬ“気づき”があれば、それは 
 
本人にとって「一生もののお宝」になるかもしれませんし、 
 
会社にとっても大きな財産(人財)になるかもしれません。 
 
(良い研修やいい講師はいい“気づき”を与えてくれるものです) 
 
 
 
そう考えると、研修の受講ももちろん検討すべきでしょうが、 
 
やはり先輩や上司が責任をもって育成し、「研修任せにしない」 
 
ことが大切だと思います。 
 
(意外と上司や先輩が部下や後輩に教えられることも多いかもしれません) 
 
 
 
 
 
“馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ますことは出来ない” 
 
byイギリスのことわざ 
 
 
 
 
 
馬に例えるのは気が引けますが、言いたいことは 
 
「自分でやる気になる」これ以上はありません!! 
 
 
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。 
 
 
次回をお楽しみに!