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刀剣について:其の24(島田義助)

2019年05月31日

おはようございます! 
 
金曜日雑学リラックス担当、顧問の坂入です。 
 
 
<TZC114>刀剣について:其の24 
 
 
(23)駿河の国:島田義助(名槍:御手棹) 
 
 
 戦国時代末期の駿河の国(静岡)で栄えた「島田鍛冶」は、相州伝 
 
と備前伝を会得した康正年間(1455~1457年)の刀工「島田義助」 
 
を祖としています。 
 
 
 この一門の特徴は、反りが浅く、身幅が広い、相州伝末期の作風 
 
そのままなことでした。短刀は重ねが厚く、刀や脇差ともども重厚な 
 
作刀技術でした。 
 
 
 一門の「助宗」の短刀は、最も特徴的で「刀身の半分が切っ先」 
 
になっていて、その特殊な造形は「おそらく造り」と呼ばれています。 
 
駿河の国を支配下にした徳川家の庇護の下で隆盛を迎えた「島田鍛冶」

は、打ち刀、脇差、短刀だけでなく、槍や薙刀も多く手掛け、 
 
とりわけ槍の穂先づくりの名手と謳われた義助作の「御手棹」は、 
 
村正一門の「正真」作の「蜻蛉切」や黒田家秘蔵の「日本号」ともども 
 
「天下三槍」と数えられています。 
 
 
*過日、国宝指定の22振りの刀剣を紹介しましたが、国宝までは 
 
 いかなかった「重要文化財指定」の刀剣が28振り存在します。 
 
 以下に列記しました。 
 
<名称又は刀工名><刃長><作刀時期><主な所有者>

 
1.蜈蚣斬り   77.3㎝ 平安中期  藤原秀郷 
2.獅子王    77.3  平安後期  源頼政 
3.鬼切     84.4  平安後期  渡辺綱 
4.祢々切丸  216.7  南北朝時代 日光二荒山神社 
5.妙純傳持ソハヤノツルギウツスナリ 
         67.6  鎌倉時代  源頼朝:徳川家康 
6.大保昌    28.3  鎌倉時代  前田家 
7.姫鶴一文字  71.8  室町時代  上杉謙信:上杉景勝 
8.恒次     76.8  鎌倉初期  水戸光圀 
9.膝丸(薄緑) 87.6  鎌倉初期  源義経 
10. 数珠丸    83.9  鎌倉前期  日蓮上人 
11. 国綱     69.4  鎌倉前期  徳川吉宗 
12. 骨喰藤四郎  58.8  鎌倉中期  足利尊氏 
13. 前田藤四郎  24.5  鎌倉中期  前田利政 
14. 秋田藤四郎  22.4  鎌倉中期  秋田城介 
15. 博多藤四郎  24.6  鎌倉中期  黒田家:小笠原家:豊臣秀吉 
16. 信濃藤四郎  25.0  鎌倉中期  永井家:徳川将軍家:酒井忠勝 
17. 鳴狐     54.0  鎌倉中期  石黒家:秋元家:豊臣秀吉 
18. 愛染国俊   28.7  鎌倉後期  徳川家康:森美作忠政 
19. 雲生     79.0  鎌倉後期  徳川家光:後水尾天皇 
20. 石田正宗   68.8  鎌倉末期  石田三成:結城秀康 
21. 物吉貞宗   33.2  南北朝時代 秀吉:家康:尾張徳川家 
22. 太鼓鐘貞宗  24.7  南北朝時代 秀忠:伊達政宗:細川忠興 
23. 小夜左文字  24.5  南北朝時代 黒田家:浅野家 
24. 義元左文字  67.0  南北朝時代 今川義元:織田信長 
25. 堀川国広   69.6  桃山時代  高松領家老 
26. 山姥切国広  70.0  桃山時代  長尾顕長:井伊家 
27. 井上真改   73.0  江戸中期  池田綱政 
28. 長曽祢興里入道虎徹 98.5  江戸前期  徳川頼宜 
 
以上が、重要文化財指定の刀剣です。 
 
 
今週は、ここまでです。 
 
来週は美濃の国(岐阜)の関の銘刀「孫六」と「兼定」を・・。 
 
                       元、5、 31   坂入 拝