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メールマガジン

AI導入の前にやるべきこととは!?

2019年03月12日
おはようございます!
東京税経センターの徐です。
昨日の井本のメルマガにもあったように、
TZCでは業務量とマンパワーの需給ミスマッチ
を改善すべく【カイゼン】を進めています。
ITに任せる部分とヒトの判断に頼るところを
明確に区分する取り組みを始めています。
とはいえ、TZCといえばアナログ集団。
人と人との繋がりや温かさだけを追い求めて
真面目に10年お仕事をしてきました。
だから、
IT? そんなんオラ知らね!
AI? アタイそんなん知ら~ん!
う~む・・・
とはいえ、時代の流れに逆らうわけには
いきません。会社という字の反対は社会。
社会に反して会社は存在できないのです。
AIの進化と共にヒトの仕事が奪われる、
なんてニュースが当たり前のように流れる
今日この頃ですが、この流れを無視する
わけにもいかないのです。
来たるべき日に備えて、きちんと情報を
整理・分析・判断しなくていけません。
ということで、
今朝はAIの気になるニュースを少しだけ、
そう、ほんのちょっとだけ整理しておきましょう。
(確定申告ピークだから忙しいの・・・汗)
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大阪府池田市では、保育所に入所する際の
選考作業にAIを導入です。
従来は、この子の母子家庭だから、とか、兄弟で
同じ施設に入れてあげないと、なんて個別特殊な
事情を数人の職員がパズルを解くように作業して
選考していました。
これが、AI選考の導入でアッという間に終わる
ようになるんだとか。
数百時間かけていた選考作業がほんの数秒で完了
してしまうとのこと・・・
う~む・・・AIってスゴイ!
ニュースソース:朝日新聞
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不動産業界でもAIが活躍です。
大東建託リーシングでは、ポータルサイトへの
写真の入稿作業をAIが自動で振り分けする
システムを採用。
登録作業は年間30万件ほどあり、これに要して
いた社員の作業時間がなんと年間3.6万時間も
短縮され業務が減るんだとか。
う~む・・・AIってスゴイ!!
ニュースソース:全国賃貸住宅新聞
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株式投資の最前線では、すでにヒトは主役では
ありません。AI対AIが熾烈な投資バトルを
日々繰り広げているのです。
本来はヒトが判断すべき「投資先」や「売買の
タイミング」などをAIが担い、ヒトには説明
しきれない変則的な値動きが増えているようです。
AIによって株式投資市場の構造が変わってしまい、
ヒトの経験則が通じない世界に変わりつつあります。
う~む・・・AI投資は儲かるのか?
ニュースソース:日経ヴェリタス
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ネコ型(タヌキ型?)はドラえもんですが、
いよいよ中国では嫁型ロボットが登場です。
深刻な男女比の不均衡(現状1.3:1)によって
結婚できない男性が多くいるため、これを解消
するための「AI嫁」だそうで・・・
ヒトの皆さん、これで結婚の心配はなくなたアルヨ!
むむう・・・AIよ!そこまで立ち入るか!
いろんなことを想像してしまいます(恥)
ニュースソース:ライブドアニュース
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さてさて、まだまだニュースは色々ありますが、
今朝はこのへんで。
最後に、ユニクロ柳井社長の言葉でAIネタを
締めくくりましょう。
「社員には、AIの導入を考える前に自分の頭脳
 を鍛えてほしいと話している。これから知識
 労働へシフトするわけで、そのためには『AI
 にはまねできない意味』を理解し、適切な質問
 ができる人間にならないと使いこなせない」
ニュースソース:日本経済新聞
むむむ。なかなか手厳しい!
使うヒトのオツム(頭)が良くなければ
AIを使いこなすことなどできるか!!
という激しいツッコミ。
要は、お勉強しなさい!ってことですね。
ハイ・・・
来週もお楽しみに!!

確定申告と業務改善

2019年03月11日

おはようございます!
東京税経センターの井本です。

確定申告もいよいよクライマックスへ。
泣いても笑っても今週でおしまいです。

繁忙期が終わるという嬉しい気持ちと

何だか寂しい気持ち、
はたして終わるのか?と不安な気持ち

様々な感情が入り交っていますが

今週末の打ち上げで
美味しい料理とお酒が
その全てを洗い流してくれるはずです。
ところで、
TZCでは、この繁忙期でも
「業務改善」を進めています。

というのも、
お仕事はどんどん増えるのに、
採用が追い付かない、

いったい人はどこに行ってしまったのか?

というくらいどこの業界も
人がいない人がいないと嘆いています。

そう、それは会計業界もまた同じです。

だったら無駄を徹底的になくして
ITができることはITに任せる
そのIT自体が
どんどん進化しているので
新しい知識を入れて
それを社内に浸透させる
そしてうまくいったら
手が空いたところでもって
付加価値が上がるサービスをしてもらう
そんな体験もまた
お客様に還元できるのではないか?
そんなことを考えながら
この繁忙期に「カイゼン」を進めています。

とはいえ、IT化を進めても

なかなか目の前の確定申告の作業が進まない、

というケースもいくつかあります。

今回はそんな3つのケースを
以下にまとめてみました。
①お客様からの資料がもらえていない。

資料が手元にないと
そもそも作業ができませんからね・・・

そして、一部でも不足しているものがあれば
残念ながら完成しませんよね。
②資料がぐちゃぐちゃでどっさり。

資料を整理したり
入力するのに時間が掛かりますね。

スーパーの袋に
1年の間で受け取った
すべての領収書が入っていて
その領収書を伸ばすところから始まる・・・

これも作業時間は掛かりますね。

③新しい・レアなケースに触れる。

何事も初めて触れる、
あるいはレアなケースは

勉強しながら、確認しながら
慎重に行うので時間は掛かります。
けど、2回目以降は
当然ぐっとその時間は減ります。

ポジティブに捉えれば
新しい事例はレベルアップさせてくれますので
積極的に取り組みましょう。

いかがでしたか?

ITシステムの進化だけでは
どうしようもないところが
まだまだあるわけです。。。

担当者の力量として

③だけでなく①や②についても

お客様と良好な関係を築いて
資料のもらい方を指導していけば

これらもまた改善することができます。

(といいつつも、私の担当先も
まだ数件資料が届いていませんが・・・)

お客様と良好なコミュニケーションを
忙しい時こそ心掛けたいものです。

ところで、
平成31年度のIT導入補助金は
昨年の上限50万円から
450万円と大きく増加します。
(補助率50%は同じです)

つまり、900万円のITシステムだって
いわば半分の負担で導入できるわけです。
今は、こんなこと
ITを使ってできないかな~
と思うようなことが結構できたりします。
ぜひ、公募がスタートする前に、
今からIT化の検討をしてみましょう。
うまくITを駆使できれば
実感として大きく効率化できます。

そんなご相談も・・・

そうです、TZCにGO!ですね。

さあ、今週も頑張っていきましょう!

刀剣について其の13(藤源次助真)

2019年03月08日

おはようございます! 
 
金曜日、雑学担当、顧問の坂入です。 
 
 
個人所得税・消費税の確定申告でいずれの税理士事務所も、 
 
てんてこ舞い状態でしょう。 
 
      ・・・当坂入事務所は、余裕のヨッチャンです!!! 
 
週末ぐらいは「税金」の事を一瞬でも忘れて、脳内をリフレッシュ 
 
する意味でも、この「雑学」メルマガをお薦めします。 
 
さて、今週もチャンバラ小説からの雑学で、「刀」の話しの続きです。 
 
・・・・⇒「刀の話」は今年一杯位続きそうです。お付き合いください! 
 
 
TZC<103>:刀剣について:其の13 
 
 
(12)相模の国:藤源次助真(日光助真) 
 
 
 藤源次助真は、正元年間(1259~1260年)の、備前の国(岡山県) 
 
の福岡一文字派の刀工です。鎌倉北条執権に招聘されて相模の国に 
 
移住し、鎌倉鍛冶の基礎を固めた名匠の一人とされています。 
 
 
 前述のように、備前三郎「国宗」、左近「国綱」等と相前後して相模の 
 
国へ移住し、後に伝わる「相州伝」の技術を完成させました。「国宗の 
 
備前伝」と「国綱の山城伝」に加えて、一文字派の華やかな作風を伝え 
 
て「鎌倉一文字派」を興しました。 
 
 
 この時期の代表的な作刀が、後の「徳川家康」の愛刀「日光助真」です。 
 
家康が東照神君として奉られている日光東照宮に、第一の御神体として 
 
安置されているこの「日光助真」の刀身は、二尺三寸九分、丁子の花が 
 
咲き乱れる様子に似ていることから「丁子刃」と呼ばれています。 
 
 
 福岡一文字派の華麗な刃紋が特徴的で、加えて、武用刀としての豪壮 
 
な雰囲気も持ち合わせ、晩年まで武芸の鍛錬を欠かさなかった「家康」が 
 
佩刀としたことは納得のいく刀剣でしょう。 
 
 
 秀吉が所蔵し、秀吉没後は加藤清正から家康に献上された経緯から 
 
元来の華美な拵えから、黒漆打刀拵えという実用的な外装に家康が拵え 
 
直させたのだと伝わります。つまり、所蔵するだけならば拵えに拘らずに 
 
華麗な拵えを保存し、刀身は「白鞘」で十分のはずです。 
 
 家康は、あくまでも「日常の武用刀」として身近に携行する意思から、 
 
より実用性の高い「黒漆塗りの刀装」に拵え直させたのだと言われてい 
 
ます。 
 
 評価⇒日光助真:1500万円~ 
 
 
余談ですが、愛読する佐伯泰英氏の著作「交代寄合伊那衆異聞」の 
 
主役である「座光寺藤之助爲清」が長崎から清国、ベトナム、タイ、 
 
マレーシア、シンガポールなど東シナ海を中心にして「サムライトウノ 
 
スケ」として「藤源氏助真:二尺六寸五分」を腰に、活躍させています。 
 
                      31.3.8  坂入 拝 
 
*来週は、相模の国:五郎入道正宗です。 
 

平均功績倍率の修正は原則ダメ

2019年03月07日

おはようございます!
税理士の松嶋と申します。

本メルマガは、皆様が怖い怖い
とおっしゃる税務調査に対し、
勇気をもって戦えるノウハウを
解説しております。

私のパートは【毎週木曜日】です。

税務調査について分かりやすく
解説していきます。

それでは、第二百五回目。

テーマは、

「平均功績倍率の修正は原則ダメ」です。

税務調査で問題になる役員退職金の適正額については、原則として

平均功績倍率法を基準に計算する

ことになっています。

平均功績倍率法は、退職する役員の

1 最終報酬月額
2 勤続年数
3 平均功績倍率

という役職ごとの倍率を使って退職金を計算する方法です。

この方法は、裁判所も役員退職金の適正額の計算において、最も妥当性が高いと
判断しています。

こういうわけで、実務上は平均功績倍率法を前提に役員退職金を計算する訳ですが、
よく質問を受けることの一つに、

最終報酬月額が役員の功績を正確に反映していると言えない場合、それを修正できるか
という点です。

例えば、会社の業績が悪化したため、役員報酬を一時的に減額させることは
よくあります。

その後、会社の業績は回復したが、将来の不安があるため減額した役員報酬を据え置いて
退職したとすると、退職時の役員報酬は業績の悪化を反映したものであり、回復した現在
の業績を反映しているとは言えないことから、最終報酬月額ではなく、例えば勤続期間中
の最高報酬月額に修正して、平均功績倍率法を使うことができるのではないか、
こんな疑問があります。

確かに、上記の場合、最高報酬月額を使うのは合理的と言えます。このため、
国税OBである、自称税務調査の専門家などは、問題ないと説明しています。

しかし、このような合理的なロジックがあるにしても、最終報酬月額に代えて
最高報酬月額を平均功績倍率法に使って退職金を計算することに、裁判所は否定的です。

平均功績倍率法は、最終報酬月額に役員の貢献が最も反映しているという前提に
立った方法ですので、

最終報酬月額が役員の貢献を反映していないのであれば、そもそも平均功績倍率法
を使えない

このような判断が通例です。結果として、平均功績倍率法ではなく、別の方法で
適正額を計算すべきだと裁判所は判示することが多いのです。

このため、

平均功績倍率法を修正して役員退職金の適正額を計算するのは危険である

という結論になり、平均功績倍率法を適用することができなければ、
1年当たり平均額法という方法で計算するべきと裁判所は指摘します。

この1年当たり平均額法は、

1 類似法人の役員退職給与の1年当たり平均額
2 退職する役員の勤続年数

の2つの要素を乗じた金額を役員退職金の適正額とする方法を言います。

計算方法としてはシンプルですが、困るのは

類似法人の役員退職給与の1年当たり平均額が分からない

ということです。

このような事情がありますから、国税が役員退職金を否認する場合や裁判所が
適正額を計算する場合を除いて、実務では基本的に使われない方法です。

1年当たり平均額法が妥当というのであれば、本来それを使えるように
きちんとした整備をするのが妥当なのですが、いつまでたっても法整備が
なされないという困った現実があります。

結果として、最終的にはゴリ押しで適正額を通すしかなく、そのゴリ押しを
売りにするOB税理士の特権がますます増えます。

このような形で、現職からOB税理士に利益供与がなされているのが
税務行政の真実なのです。

それではまた来週!!

追伸、

わたくし松嶋洋の詳しいプロフィール
は以下のサイトからどうぞ!!

↓↓↓

http://yo-matsushima.com/profile

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