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メールマガジン

王子が逮捕!

2019年02月18日

おはようございます!
東京税経センターの井本です。

”青汁王子”こと
株式会社メディアハーツの三崎優太社長が
法人税などおよそ1億8000万円を脱税した
容疑で先週12日に逮捕されました。
 

私は関与していませんが、、、

 
だいぶ前から
こうなるのではないかと
いう情報は耳に入っていました。 
 

ということで、
この事件から
学ぶべき教訓について
以下に3つまとめてみました。

 
 
①架空取引は脱税です。 
今回、架空の広告費を計上したとして
脱税となりました。 

「同業他社について
批判的な内容をネットに書き込むよう、
別の会社に依頼して支払ったもので、
架空の経費ではない」

 
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190212/0025444.html 

ネット書込みの外注として
数億円を使った?

 
 
しかも他の役員が経営する会社に!? 
朝日新聞DIGITAL
https://www.asahi.com/articles/ASM2D3HCCM2DUTIL00P.html 
 
実態が伴わない経費は
“架空”となり
“脱税”と扱われます。 
 
「(国税は)架空発注して、
浮かせた分を私に還流させていたというんですが、
そんな工作はしていません。」 
NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20190214_870280.html?PAGE=1#container 
 
この国税の話が正しいとすると、
(そうみていますが) 

広告費として
架空の経費を外部に支払い
そのお金が私(個人)に
還流されていた。

 
一旦外部に支払って経費扱いし、 
本来給与でもらう際にかかる
個人の所得税、住民税より
低いマージンを引かれて
裏で個人に還流されるなら 

青汁王子にとって
多少の手数料を払っても
大きなメリットがあるわけです。

 
 
しかもいわば身内の会社を
使ってとのことですから
さぞ還流もしやすかったのでしょうね。 
 

②派手な生活のアピールは要注意!?

 
テレビに出演していましたが
今はSNSを通じて
日常生活を公開することができます。 

青汁王子の派手な生活ぶりは
私は興味がありませんので割愛しますが

 

派手な生活は
国税にも目につきます。

 
 
話は変わりますが、
とある会社の税務調査のお昼休みに 
私のFacebookを覗いていた
調査官もいました。 
 
たまたま訪問した先の方が
可愛い犬を散歩していたので
お借りしてその犬と一緒に写真を撮り、 

犬嫌いの調査官に犬をけしかけてやるのさ

 
的な発言を冗談で書いていたら 
そのまま「私には犬をけしかけないでくださいね。」 
と言われてしまいました(汗) 
 
不必要に畏まることも不要ですが、 

派手な生活ぶりをアピールして
それが申告している
所得と見合わなかったりすると

 

調査官に疑問や興味を持たれる
きっかけになるかもしれません。

 
 

③ビジネスで一番大切なものを失います。

 
今、『青汁王子 脱税』で検索すると
多くの記事が検索されます。今回は多く引用を付けてみましたが
他にもまだまだ沢山関連記事が出てきます。

 
 

残念ながら
これらの全てが
ネット上から消えることは
もうないでしょう。

 
 
青汁王子も禊が済んだら
再び世に出てくるかもしれませんが 

私たち一般市民が同じことをしたら
再浮上するには
相当なダメージが残ります。

 
 
王子とて
汚点がついたら
玉子かな 
(芋野妹子) 
 
玉子から、
一から出直しです。 
 
また、脱税時の税金負担も本税のほか、
重加算税や延滞税といった
ペナルティの税金負担も
それなりに生じるため 
一時的にキャッシュも
大きく目減りします。 

あの時ちゃんと
税金を払っておけば良かった・・・

 
 
と思っても
やってしまった以上
残念ながら遅いのです。 
 
 
さあ、いかがでしたでしょうか? 
皆さんも正しい申告と納税を心がけましょう。 

税金を抑えたいなら
「節税」の範囲で。

 
 
上手な節税のご相談は、、、 
そうです、TZCにGOですね! 
 

さあ、いよいよ確定申告突入です。
今週も頑張っていきましょう!

 
 
 

刀剣について:その10(来と手掻)

2019年02月15日

おはようございます! 
 
金曜日、雑学担当、顧問の坂入です。 
 
 
いよいよ個人所得税:消費税の確定申告が始まります。 
 
決算準備や資料の準備はお早めに・・・。 
 
 
そんな時期でも、週末は、税に無関係な、「刀剣の話]です。 
 
 
刀剣について:その10 
 
 
(8)山城の国:来一門:二字国俊 
 
 
 来一門の最大の功績は、蒙古襲来を退けたのは「来の太刀」でした。 
 
 
 鎌倉時代中期以降、粟田口一門に代わって山城の国で台頭した刀工 
 
集団です。一門を興した「国行」(来太郎国行)は、正元年間(1259~ 
 
1260年)、息子の「二字国俊」(太郎国俊)は正応年間(1288~1293 
 
年)の刀工だと伝わります。 
 
 
 初代「国行」の名が広まったのは、元寇の時でした。文永の役(1274年) 
 
弘安の役(1281年)の際に、鎌倉幕府の要請で元寇に動員された各地の 
 
御家人は大量の武器が必要でした。そこで「国行」は、息子の「二字国俊」 
 
と協力して、大量の太刀を鍛えて日本軍の後方支援にあたりました。 
 
 
 爾来、武士階級の拵えとする「太刀」の需要が急増し、三度目の蒙古襲 
 
来に備えて、幕府は、鎮西探題を設けて九州一円の御家人の統率を図り 
 
ますが、これらの兵の増員に併せた「来」の太刀を供給したことで来一門 
 
の隆盛を見るに至ったのです。 
 
 
 足利将軍重代の秘蔵刀「不動国行」、秀吉の愛刀「釣鐘斬国行」。二字 
 
国俊は加賀前田家に伝来した「愛染国俊」の短刀などが後世に残された 
 
銘刀でしょう。 
 
 
 「国行」「二字国俊」親子の伝統を継承したのが、「来国俊」で、正応年間 
 
の刀工ながら、「国行」の息子と同名偉人とされ、後の、タイ捨流創始者

「丸目蔵人佐」が愛用したのが、この「来国俊」の太刀を摺り上げた「打刀」 
 
だったとも伝わります。 
 
 
 「来国俊」の娘婿の「国次」は、鎌倉に移住して「鎌倉来」と呼ばれ、相州 
 
伝「五郎入道正宗」に師事して、山城伝に相州伝の作風を兼ねた独自の 
 
刀工となりました。 
 
 
 五郎入道正宗に連なる名工「正宗十哲」の一人に数えられました。 
 
 
        ⇒「正宗十哲」は、後述します。 
 
 
 評価⇒二字国俊:1500~2000万円 
 
 
 
(9)大和の国:手掻包永(てがい):児手柏 
 
 
 山城の国で粟田口一門や来一門が活躍した鎌倉時代に、隣国の大和の 
 
国(奈良)で活躍したのが、正応年間の「手掻包永(てがいかねなが)」を祖 
 
とする「手掻一門」でした。 
 
 
 作風は、鎌倉時代初期の太刀姿を追求した、重ねが厚く、豪壮な太刀でし 
 
た。平安以来の「腰反り」の太刀を多く作刀し、大和伝に加えて相州伝の技法 
 
も採り入れたものでした。その特徴的なのは、「包永」は、刀身の表裏に別々 
 
の刃紋を焼き付ける技を会得しており、水戸家伝来の「児手柏(こてかしわ)」 
 
の太刀は、表の刃紋は「華美な大乱刃」、裏は「大和伝来の中直刃」でした。 
 
 
 愛刀家として高名な「細川幽斎」は、万葉集の「奈良山の 児の手柏の 両 
 
面に」という和歌にちなんで、この太刀に「児手柏」と命名したとも伝わります。 
 
 
 表とは「腰に着けたときに外側に来る方を言い」身体の腰と足に触れる方を 
 
裏と呼びました。当時の「太刀」は江戸時代のように帯に差すのではなく、下げ 
 
紐で腰につり(これを佩くといいます)ましたので、表裏は逆になります。 
 
 
 手掻一門で有名なのは、応長年間(1311~1312年)の「包氏(かねうじ)」 
 
が挙げられます。手掻一門から大和伝を会得し、後に美濃の国(岐阜)に移住 
 
して「志津三郎兼氏」と改名しました。この地で美濃伝を学び、更に、相模の国 
 
の「五郎入道正宗」の弟子となり相州伝を修めました。 
 
 
「兼氏」も正宗十哲のひとりです。 
 
 
  ・・・志津三郎兼氏については(16)で詳述します・・・ 
 
 評価⇒児手柏:1400~1600万円 
 
      31.2.15 今週は二派の話を述べました。 

 

仮装隠ぺい行為の故意が必要になるか

2019年02月14日

おはようございます! 
税理士の松嶋と申します。 
 
 
本メルマガは、皆様が怖い怖い 
とおっしゃる税務調査に対し、 
勇気をもって戦えるノウハウを 
解説しております。 
 
 
 
私のパートは【毎週木曜日】です。 
 
税務調査について分かりやすく 
解説していきます。 
 
 
 
 
 
 
それでは、第二百二回目。 
 
 
テーマは、 
 
「仮装隠ぺい行為の故意が必要になるか」です。 
 
 
 
税務調査でよく問題になる重加算税については、 
 
仮装隠ぺい行為の故意が必要になるか? 
 
が問題になります。 
 

 
重加算税は仮装隠ぺいにより、税金を安く申告した

 
場合に課税されます。 
 
 
 
国税の見解としては、 
 
仮装隠ぺい行為の故意がなくても、仮装隠ぺい行為と評価できる行為が

 
事実としてある場合、重加算税の対象になると説明されており、

私の現職時代にもこのように指導されていました。 
 
 
 
具体例を申し上げると、例えば数年前、帳簿に売上を記載することを

忘れてしまい、現在まで売上の計上がなされていなかったとします。 
 

 
この場合、単純ミスであっても、売上の計上が現在までなされていない

のであれば、それは仮装隠ぺい行為と評価できるため重加算税の対象

になると説明されます。 
 
 
 
一方で、国税の指導とは異なり、単純ミスである以上は仮装隠ぺいには

ならず、積極的に売上を隠そうという故意がなければ、重いペナルティー

である重加算税にはならないはず、というのが人情としては当然にあるはずです。 
 
 
 
このような意見の相違が税務調査では何度も見られますが、実は30年以上

も前の判例で、この問題は解決しています。 
 
この判例(和歌山地裁昭和50年6月23日判決)においては、 
 
不正手段による租税徴収権の侵害行為を意味し、「事実を隠ペい」するとは、

事実を隠匿しあるいは脱漏することを、

 
「事実を仮装」するとは、所得・財産あるいは取引上の名義を装う等

事実を歪曲することをいい、いずれも行為の

 
意味を認識しながら故意に行うことを要するものと解すべき 
 
と説明されています。 
 
 
 
故意が必要である以上、やはり単純ミスによるものであれば、

隠そうという故意はないため、仮装にも隠ぺいにも当たらず、

 
重加算税が課されることはないという結論になります。 
 
 
 
実際のところ、当初の申告にミスがあり、申告すべき所得が過少

になっているという事態は非常に多くあります。 
 
 
この過少になっていることも、広く見れば所得を隠ぺいしていることになります。 
 
となれば、重加算税の対象になってしまいますが、このような結論は

妥当でないことは明白ですから、法律の要件としては 
 
通常の過少申告とは異なり、故意に基づく仮装又は隠ぺいという

特殊な要件が重加算税には必要とされているのです。 
 
 
 
このように、仮装隠ぺい行為には故意が必要というのは明白なのですが、

今に至るまでそれと矛盾した指導がなされるのは、 
 
当初から所得等を過少に申告する意図であったことを外部からも

うかがい得る特段の行動があれば、重加算税を課税できるとした

最高裁の判例があるからです。 
 
 
 
外部からうかがい知る、となると、故意を持って積極的な隠ぺい仮装を

しなくても重加算税が課税できることになります。 
 
 
このように、国税は都合のいい判例は広く使いますので、反論する

場合には注意が必要になります。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた来週!! 
 
 
 
追伸、 
 
わたくし松嶋洋の詳しいプロフィール 
は以下のサイトからどうぞ!! 
 
↓↓↓ 
 
http://yo-matsushima.com/profile 
 
 

不満を持つことについて

2019年02月13日

おはようございます。 
 
東京税経センターの市村祐記です。 
 
 
 
 
職場によくある人の問題について 
 
“あるべき姿”をお伝えしています。 
 
 
 
 
今回は 
 
「なぜ不満を持ってしまうのか?」についてお話します。 
 
 
 
 
人材の研修の中では 
 
「仕事は楽しい」とか「仕事は面白い」という 
 
内容の話が出てくることが数多くあります。 
 
 
 
確かに、そのような一面もありますが 
 
正直なところ「大変」だったり「プレッシャー」を感じたり 
 
時には「つらい」なんてこともあるのではないでしょうか。 
 
 
 
※そのようなことがあるからこそ「仕事は面白い」 
 
と研修では言われます。 
 

でも実際うまくいかないことが続いたりすると

つい愚痴をこぼしたくなる気持も分からなくは 
 
ありません。 
 
 
 
 
 
しかし、職場や仕事で何かと不満や愚痴ばかり漏らして 
 
「本当にあいつ何とかならないか」なんてお悩みの

経営者もたくさんいます。 
 
 
 
 
まあ、不満や愚痴も一時的な気分転換になって 
 
次のやる気につながっているならば 
 
ある程度は止むを得ないというご意見もありますが、 
 
もしかしたら 
 
 
 
 
・職場の雰囲気を悪くしている 
 
・前向きな仕事の邪魔になっている 
 
・会社方針の浸透をしにくくしている 
 
・健全なコミュニケーションをとれなくしている 
 
・仕事の流れを停滞させている 
 
などなど 
 
 
 
 
本人は気づかないうちにこのようなことになって 
 
しまっている可能性があります。 
 
職場的には不満や愚痴はあまり誉められたことではない 
 
ということですね。 
 
 
 
 
では何故、不満を持ち、愚痴を言ってしまうのでしょう? 
 
 
 
―――思い通りに行かないことがあるからでしょうね。 
 
 
 
 
では、思い通りにいかないとなぜ不満を感じるのでしょう? 
 
 
 
 
かなり精神的な話になりますが、 
 
ステーブン・R・コヴィー氏は『7つの習慣』のなかで 
 
次ようなことを書いています。 
 
 
 
“不満を感じやすい人は、心が周りの人や環境に支配 
 
されやすい。しっかり自分の価値観を持って行動している人は 
 
「自分の天気」を持っている。なにか問題があっても人や環境 
 
を恨むことは無く、自分の意志で行動する。そのような人はなにか 
 
状況を変えたければまず自分が変わる” 
 
 
 
 
簡単にいえば、 
 
なんでも「人のせい」「まわりのせい」にしてしまう人は 
 
常に不満を感じている・・・というのです。 
 
 
 
 
一方、自分の言葉、行動、振る舞い、結果に自分で責任を持つ 
 
覚悟のある人は問題の原因は自分にあると感じるため 
 
あまり不満を他に漏らすことがないそうです。 
 
 
 
 
このような考え方を従業員みんなが理解し、実践できれば職場の 
 
雰囲気は大きく変わり、業績がアップするかもしれません。 
 
 
 
特に大切なポイントは少数が理解するのではなく 
 
職場のみんなが「人のせいにしないで主体性を持つ」意識で

仕事にあたることだと思います。 
 
 
 
 
 
“努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る” 
 
by 井上 靖 (小説家) 
 
 
 
 
 
 
最後までお読み頂きありがとうございました。 
 
 
次回もお楽しみに! 
 
 

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