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東京税経メルマガ



主務課という出世コース(2018/01/18)


 

 

 

 

おはようございます!
税理士の松嶋と申します。

 

本メルマガは、皆様が怖い怖い
とおっしゃる税務調査に対し、
勇気をもって戦えるノウハウを
解説しております。

 

私のパートは【毎週木曜日】です。

税務調査について分かりやすく
解説していきます。

 

 

 

それでは、第百四十九回目。

 

テーマは、

「主務課という出世コース 」です。

 

現職時代、国税組織で出世を考えるのであれば、

国税局の主務課に行くべきである

このように、先輩職員に言われたことがあります。

 

主務課とは、法人課税でいえば法人課税課といったように、税務署の~課税部門と同じ名前の
国税局の課をいいます。

 

主務課の仕事は、国税局の法人課税課であれば各税務署の法人課税部門の事務計画を策定したり、
法人課税部門における内部事務のマニュアルを作成したり、その他諸々の指示を税務署の法人課税部門の
各統括官などに出したりすることにあります。

 

軍隊なら、参謀総長のような仕事をする部署のようなものでしょうか。

 

このような仕事をする部署ですのでお分かりと思いますが、主務課は

実行部隊である現場の調査官からは、蛇笏のように嫌われている部署

でもあります。

 

私の経験を申しますと、従来は特段のメリットがなかった電子申告について、その推進を図るために主務課は

税務署ごとにノルマを設けるといった指令

を出していました。このため、現場の統括官などは、税務署管内の会社に電子申告の営業に駆り出された
ものです。

 

しかし、メリットのない制度に食いつく会社はほとんどないわけで、現場の実情を全く考慮しておらず、
ただただ現場を疲弊させていました。

 

とりわけ、私の現職時代には、電子申告を行うためには、

ICカードリーダーを会社が購入し、かつ電子署名を取る必要があるなど、
税務署に行かずに申告ができるメリットに比してはるかに大きな手間

がかかりました。

 

こんな社会常識を考慮すれば電子申告の推進などできるわけがなく、現場の努力ではどうにもならないと
怒り心頭しながら職員は仕事をしていました。

 

このように現場の空気が読めないにもかかわらず、主務課の職員はエリート意識が大きいからか、退官してから聞いた
ところによると、内部では権力争いをしていることも多いようです。

過去には、

優秀な主務課の職員に対するいじめ
女性職員に対するセクハラ

といったことも多くあったようです。

 

国税は課税の公平の実現などと理想論をのたまいながら、その裏側ではこのような醜い事態も多数展開されているようで、
主務課などに行かずに退官してよかった、とつくづく思ったものです。

 

ところで、主務課に対しては、税務調査で所定の事績を残した場合の報告も行う必要があります。
例えば、

多額の不正取引
多額の消費税の誤り

これらを税務調査で発見した場合、その事案の概要を主務課に報告することになっているのです。

 

現職時代、主務課の担当者に事案報告した時の話ですが、税法を開くこともなく、分かりやすいと評判の
「図解法人税」というテキストを見ながら、私の報告が法律的に正しいかを検討していました。

税法を読まなくても大丈夫なの?と半信半疑でした。

 

 

なお、税理士から分かりやすいと評判の「図解法人税」は主務課の方々が書いていることになっています。

しかし、ろくに法律も読めそうにない方々が本当に書いているのか、個人的には大いに疑問を持っています。

 

 

 

それではまた来週!!

 

追伸、

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