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下総の偉人その2 大原幽学(第2回)(2018/01/05)


 

 

 

 

明けましておめでとうございます!
金曜日担当顧問の坂入です。

 

本年も、チャンバラ小説からの話題を提供したいと
考えておりますので、お付き合いの程、宜しくお願いします。

 

さて昨年末からの続きで、下総の偉人「大原幽学」です。

 

岩波の解説では「原子共産的農業経営の実践者」と紹介しましたが

具体的に、何をした人か?順次述べてみますが、飢饉・逃散と言った

潰れ村寸前の「下総の国の長谷部村」の領主であった「御三卿の清

水家」から農村復興の模範村として褒賞を受けるまでに再生したこと

が代表例でしょう。

この時の褒賞の文献を簡記します。

 

「右村方の儀、山より疎田にて、そのうえ追々、困窮に陥り、退転の

者多く、往く々亡村に及ぶべきところ、村方、立ち直りの儀、其の方

儀並びに組頭惣右衛門外二人儀、小前の者共へ相諭し、一同差し

はまり、追々立ち直り、潰れ百姓等をも取立て候段、奇特の儀につ

き ご褒美下され候・・・・」

 

と言って、名主の遠藤伊兵衛に銀3枚、組頭2人に銀1枚(銀1枚は

約3分の2両)、百姓代1人につき金百匹(4分の1両)、小前一同に(

村人全員)金五百匹を褒美として与え、清水家の他の領地の村々には

 

「長谷部村は一粒一銭の拝借並びにお手当金なども願わず、且つ、御

年貢は御触れ日限れよりも早く上納し、公事・出入りもこれなく、小前

一同質朴にして万端和熟の村これあり。当村も長谷部村を見習い・・」

 

「長谷部村は、植え付け用の種籾や灌漑工事などの金銭の前借りの申し出
も無く、そのうえ、年貢は期限よりも早く完納し、村内でのもめ事や裁判沙汰
も無く村民一同、質素堅実な暮らしぶりで、年寄りから幼子まで穏やかな暮
らしを維持しています。その他の村々も、長谷部村を見習い・・・。」

 

と回状で通達しました。

 

2.「大原幽学」とは

天保3年ごろ、上方(関西方面)から駿河(静岡)相模(神奈川)を経て、

下総の国に現れたと伝わります。当初は、香取・鹿島・上総の神官や

僧侶・陰陽師などの宗教人や村医者等と交流して「暦・占い・民間医療」

などを生業としましたが、近隣の名主や組頭などから「農作業の為の暦

や天文」の指導依頼を受けて、それまでの放浪の過程で自得した各地の

農耕法や天文を参考として、荒廃した下総の耕地に併せた「農作業の手

順や工程表」のようなものを作成して指導しました。

 

やがては、春耕の時期や種まき、肥料の作り方や与え方等々の農作業

の実践的指導へと移っていきました。

 

実践した内容等については、来週に回します。

30.1.5 金曜    坂入

 

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