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〔休日版〕“ビジネスに効く人材育成の基礎知識”第12回目(2017/12/16)


 

 

 

こんにちは! 市村祐記です。

毎週土曜日のお昼に

社内の“あるべき姿”についてお話しています。

今週もお付き合いください。

今回のテーマは

 

ある幹部の話

「経営者と従業員はちがう」の真意とは…

 

についてお話したいと思います。

2年ほど前に、愛知県にある従業員30人ほどの

ある地場の住宅会社に経営手法を学ぶために

20数名の経営者と共にお伺いしたことがあります。

その会社は工務店という若者に不人気の業種なのに

若い女性(ほとんどが20代)が多く入社していて、

とても活気がある職場だと評判だったからです。

社長は55才でどちらかといえば

寡黙で職人気質なタイプ。「ガンコおやじ」です。

社内の状況を例えるなら「梅●富美雄とAK●48」が

同じフロアで一緒に働いているような感じといえば

わかりやすいでしょうか。

 

この会社には30代後半の男性幹部がいますが、

その幹部からこんな話を聞きました。

 

「よく、社員に経営者意識を持てとかいう社長が

いますが、ウチはあまりそのような話をしません。

なぜなら、ウチは社長と若手社員との間にはどうしても

ギャップがあります。例えば、年齢、性別、経歴、

感性、価値観、立場などの違いが大き過ぎるんです。

だから私は社長の考えを彼女らに伝える時は、

彼女らが納得できる言葉に変えて伝えています。

そうするとどんどん活動し始めるんです」とのことです。

男性幹部は、社長と打ち合わせをしたあと

決まって女性4-5人のチームに課題を与えます。

 

例えば

・お母さんと小さな子供が帰りたくなくなる商談スペースを考えよう

・友達に自慢できるくらいおしゃれで楽しい名刺を作ろう

・A様邸のプランで「小さな“星のや軽井沢”」を再現してみよう

・家族がみんなで1日楽しめるイベントを考えよう

・LINEで楽しいクレーム撲滅の品質管理システムを作ろう

などなど・・・

すると若手女性は、その自由で大胆な発想と細かな配慮で、他の工務店では

決して考えもつかないような提案を出してきます。

結果、工務店という多くの人が持つ古い既成概念からは想像がつかないような

若い女性ならではの自由な発想が強いインパクトとなり、他社との大きな差別化

を生み出しています。そして会社のブランディングの大きな要素になっています。

(愛知県の新築住宅の取得層は20代後半から30代がメインですから人気が出るのも

うなずけます)

社内での大まかな役割は

 

・経営者は社会に対して責任ある経営をするための舵取りをしている

会社の方向性を明確に打ち出している

 

・男性幹部は普段から若手女性社員と頻繁にミーティングを行い、

経営者とのよき調整役となっている。そのことで若手女性社員

のやる気を引き出している。組織が活性化している。

 

・若い女性社員は消費者目線と鋭い感性で提案力を発揮している

⇒その結果、業績につながっているのです

最近のウチの若いやつは・・・とお嘆きの社長

ひょっとしたら、若い従業員の

隠れた良い部分ががまだ引き出されていないの

かもしれません。

時には、肩の力をぬいて従業員の話にとことん

耳を傾けてみるなど、ものの見方(パラダイム)

を柔軟にする努力をしてみてはいかがでしょうか?

ただ話を聞いてその人を判断するのではなく、

「なぜ、そう思うのか?」

「どんなきっかけや経緯があったのか?」

など、従業員の立場で傾聴してみるのです。

 

最初は違和感があったり、わからないことだらけでも、

良く聞けば、従業員の新しい良いところや可能性が

見出せることがきっとあると思います。

 

「人は誰でも、他人よりも何らかの点で

優れていると考えていることを忘れてはならない。

相手の心を確実に掴む方法は、

相手が相手なりの重要人物であるとそれとなく、

あるいは心から認めてやることである」

byデール・カーネギー

 


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