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東京税経メルマガ



忠臣蔵の真実(最終回)(2017/12/15)


 

 

 

 

おはようございます!
東京税経センター顧問の坂入です。

毎朝のメルマガは、硬い税務や経営の話だけを読み続
けると肩が凝ってきます。

週末の朝は、税務の話ではなく、わたくし個人の勝手な
趣味となっています「チャンバラ小説・時代劇小説」から・・・。
興味が無い皆さんにも、「こんな見方もあるのだなー」
と・・・・・斜めに読み流していただければ幸いです。

 

<泉岳寺とは>

幕府の吉良家廃絶への意思表示は、四十七士が泉岳寺に埋葬されたことで極まりました。

 

「泉岳寺」というお寺は、どういう位置づけだったのかと言うことで、その理由が明確になります。

 

「泉岳寺」は、慶長17年(1612年)家康によって創建されました。開山は「門庵宗関禅師(今川義元の孫)」で、「禅曹洞宗:泉岳寺」と山門の前の立札に表示されています。

 

天下の平安を乱した赤穂浪士47名は、幕府によって取り調べの上で、全員切腹させられていますが、重大な犯罪者であるはずの四十七士が、家康が今川義元を弔うために創建した、幕府にとって重要な寺に埋葬されているのです。・・・不思議ですね!

 

創建の時は現在のホテルオークラの場所に建立され、寛永の大火で焼失して家光が「毛利・浅野・丹羽・朽木・水谷」の5大名に手伝い普請を命じて東海道筋の大木戸の外側の現在地に再建したものでした。

 

手伝い普請の縁で、浅野家の江戸での菩提寺となり、切腹させられた内匠頭が葬られ、ここに四十七士も埋葬されたのだと説明されています。

 

家康自身が埋葬されている日光東照宮や寛永寺など家康に所縁のある寺院は江戸や三河、駿河に多々存在しますが、家康自身が創建した寺は他に見受けられません。こんな重要な寺に、犯罪者集団を埋葬して墓を建立させることを許可するということは、単に浅野家の江戸の菩提寺だからと言う理由だけでは説明が付きません。

 

見方によれば、「赤穂浪士の仇討」の喧伝を、徳川家が積極的に行ったと考えるのが妥当な解釈だと伝わります。

 

赤穂浪士の泉岳寺への埋葬は、幕府創設以来100年が経過し、諸国の大名の幕府への忠誠心が緩み始めた元禄と言う時代に「この討ち入りを忠義の物語として仕上げて、市井に広げる意味で戯曲に書かせて、上演させる一方で、東海道という最も交通・往来の多い街道筋の大木戸の脇にあった泉岳寺に埋葬することで、往来する人々によって、全国に広めて、幕藩体制の強化、幕府の安泰に通ずるように」との意図が読み取ることが出来ます。

・・・吉良家廃絶へと図った、裏の真実を隠ぺいするため!・・・

 

当初の大木戸は芝大門「札の辻」に設けられていましたが、この義挙の後に、大木戸は「泉岳寺」際の「高輪」に移されました。

 

なぜか?札の辻から品川宿は遠く、日暮れ前に大木戸を抜けても品川宿を目指す旅人は泉岳寺には寄らずに素通りしたことから、泉岳寺の側に大木戸を移し、江戸に入る人も、出る人も大木戸の前で滞留させて人々の目の前に「泉岳寺の総門」が門扉を開き、一息入れる場所にして、赤穂浪士の義挙を宣伝させたのでした。

 

この宣伝によって、徳川家の本来の目的だった吉良潰しの企みを秘匿したのだと解説する歴史学者も居ります。

 

<泉岳寺と四十七士>

泉岳寺は前述のように「曹洞宗」の寺院です。江戸時代の三大学舎であり、常時200人を超える学僧が学んだと伝わります。、その後、ここから「駒澤大学」が生まれたと伝わります。

第一京浜が拡張されたことで、東海道に面して建立されていた総門が取り壊されています。

江戸時代の後半は、泉岳寺の総門が東海道の起点ともされ、ここから旅立つ人々や江戸に帰着した人々が泉岳寺の総門を見上げて江戸との別れや出会いを偲びながら、、ついでに総門を潜って四十七士の墓に向かったとも伝わります。

 

総門から墓所までの間に、上野介の首を洗った「首洗い井戸」があり、奥に浅野内匠頭の大きな墓石、大内内蔵助の墓を中心にした四十七士の墓が整然と並び忠臣蔵物語の当時を彷彿とさせる清浄な空間が待っています。

・・・現代でも、手向けの香煙が絶えません。・・・

旅立つ人々は、四十七士の冥福と自分たちのこれからの旅の無事を祈願し、帰着した旅人は無事江戸入りしたことへの感謝の気持ちを唱えたことが想像できるでしょう。

 

・・・・忠臣蔵の真実はこれで終わります。・・・来週からは、もとの下総の偉人に戻ります。「大原幽学」です。知らない人が多いでしょう・・・。

 12月14日の討ち入りの日から二日    後坂入 拝

 

 


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