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東京税経メルマガ



忠臣蔵の真実(第4回)(2017/12/08)


 

 

 

 

おはようございます!
東京税経センター顧問の坂入です。

毎朝のメルマガは、硬い税務や経営の話だけを読み続
けると肩が凝ってきます。

週末の朝は、税務の話ではなく、わたくし個人の勝手な
趣味となっています「チャンバラ小説・時代劇小説」から・・・。
興味が無い皆さんにも、「こんな見方もあるのだなー」
と・・・・・斜めに読み流していただければ幸いです。

 

<幕府開闢以来百年の計が「吉良家抹殺」だった!>
・・・・⇒松の廊下事件とその後の展開は、絶好のチャンスでした!

 

「高家筆頭」の吉良家は、他の諸大名や旗本にとっては、単に「名家」

として敬意を払えば良いだけの存在ですが、徳川家にとっては、単純に

名家だけでは済みませんでした。

 

家康の将軍宣下では、徳川家の武家の頭領としての存続のために

必要だったこと、家康・秀忠だけでなくその後の3代、4代と徳川家が征

夷大将軍を世襲するためには吉良家が必要でした。

 

江戸城内での吉良家は、朝廷の権威に寄り添う優位者と言う立場に

置かれることになりました。征夷大将軍の世襲制と言う圧倒的な権力者

となった徳川家は、吉良家に屈折した感情を抱きながら、矢作川での永

年の劣等意識がそのまま江戸城内に持ち込まれたごとく、「権威の吉良

家」と「権力の徳川家」の複雑な二重構造のような関係が、松の廊下事

件勃発までの約100年間、家康から秀忠・家光・家綱・綱吉へと引き継

がれてきたのです。

 

千載一遇のチャンスが忠臣蔵

 

1701年徳川幕府に衝撃が走ります。前述のとおり、朝廷からの使者

のいる殿中:松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に脇差を抜いて斬り

付けるという事件が起きたのです。高家筆頭に対して刃傷沙汰を起こし

た浅野家は、内匠頭は切腹、浅野家は取り潰しと言う裁定が下されまし

た。その後の浅野家の家臣団たちの不穏な動きの噂が流れ、幕閣にも

伝わります。徳川幕府はこれを千載一遇の機会と捉えて、最大限に利

用したのが「赤穂浪士による吉良家討ち入り」のドラマなのだという研究

者がおり、今回はこの説を述べています。

 

江戸に潜入した浅野家の遺臣の潜伏先の一部が江戸城の正門であり

旗本の集住する「半蔵門」周辺の番町(番頭組の居住地)や御三家、親藩

などの集まる「麹町」近辺が多く見受けられます。ということは、赤穂の遺

臣たちの江戸潜伏は幕府黙認の支援策だったと解説する研究書が残っ

ていることも事実です。

 

また、討ち入られた「高家筆頭吉良家」の屋敷が、大川を渡った先の「

本所回向院裏」にありました。当時の本所は本来は江戸ご府内ではなく

下総の国であり、明暦の大火後の1661年に建造された両国橋によって

下町浅草から下総への交通の要所となりました。この建造から僅か40年

後の「松の廊下の刃傷沙汰」の時の吉良邸は、従来は江戸城郭内の呉服

橋の側に有りましたが、その後、幕命によって川向うの本所回向院裏に移

転させられています。移転時の本所一帯は、未だ単なる大川の向こう岸の

船着き場にすぎず諸国の物資保管蔵が並ぶ程度で、対岸は「蔵前」と呼ば

れる御竹蔵、御米蔵、御船蔵、石置場等々江戸の街の倉庫群が連なる場

所でした。

そんな場所の本所の無縁寺でもある回向院に隣接する寂しい場所に

吉良邸は移転させられたのは、幕府の何らかの意図が働いたものと<赤

穂浪士の討ち入りを支援する意思???>・・。

 

・・・幕府が吉良邸を江戸城郭内から放逐した・・・?

 

四十七士が本所吉良邸から上野介の首を掲げて本所回向院裏から江戸

警備の中心でもある町奉行同心組屋敷のある八丁堀を避けて迂回し、新橋

から東海道に出て、札の辻にあった芝大木戸を通り抜けて、内匠頭の眠る

高輪泉岳寺まで隊列を組んで徒歩で向かうシーンが映画やドラマで流れます。

 

血塗られた上野介の生首を掲げ、返り血に塗れた血だらけの狼藉集団が

堂々と大木戸を通り抜けるなど当時としてはあり得ない異常な行動ですが

これを可能としたことは、すなわち幕府が討ち入りを黙認した証左だと言わ

れています。

 

現在、四十七士の墓地ともなっている高輪泉岳寺は、12月ともなると多

くの忠臣蔵ファンが訪れています。

 

何故、泉岳寺なのか?は来週12月15日の最終回に・・・

 


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