お気に入り頂けましたら、ぜひ本メルマガをご友人やお知り合いの方へご紹介くださいませ。
東京税経メルマガ



引くに引けないという愚行(2017/06/15)


おはようございます!
税理士の松嶋と申します。

 

本メルマガは、皆様が怖い怖い
とおっしゃる税務調査に対し、
勇気をもって戦えるノウハウを
解説しております。

 

私のパートは【毎週木曜日】です。

税務調査について分かりやすく
解説していきます。

 

 

 

それでは、第百二十回目。

 

テーマは、

「引くに引けないという愚行」です。

 

国税の内情を知らない方にとっては、なかなか理解しがたい話なのかもしれません。
税務調査の担当者によっては、自身が行う税務調査について、

「引くに引けない」というプライド

を持って調査を行っています。

 

例えば、資料調査課という悪名高き部署があります。この部署は、マルサの一歩手前の
不正取引をガンガンやっている会社を調査する部署を言いますが、資料調査課については、

何らかの多額の不正取引を把握する必要がある

と考えられています。

 

同様に、税務署の中で優先的に大きな会社を調査することができる特官部門の調査であれば、

是認(問題なし)はありえず、何らかの間違いを発見してしかるべき

といった風潮があります。

 

国税においては、税務調査能力と出世は基本的には比例しません。しかし、特官部門など大きな法人を
調査する部署や、資料調査課など不正が多いと想定される法人を調査する部署については、

税務調査能力が高い職員が配置される

と言われています。

 

このため、これらの部署に配属される調査官は、

他の職員よりも税務調査能力に優れている

と自覚していることが通例なのです。

 

以前相談を受けた案件ですが、一般の税務調査ではまずスルーされる金額の小さい問題点につき、
ネチネチと厳しく追求を受けていました。

 

この案件は特官部門の税務調査でしたが、大きな問題点が見つからない。こんな国税にとって困った
状況だったのです。このため、引くに引けず、

強引にでも税金を課税しよう

といった意向があったと考えられます。

 

国税は、最近の税務調査で、税務調査の件数が少なくなっていることを問題視し、

納税者の協力を従来よりも広く求める

ような体制を作りながら、このように税務調査をいたずらに長引かせることもあるわけで、

大きな矛盾があります。

 

言うまでもありませんが、

このような意地やプライドを、課税の公平を担保するために行われる
税務調査に持ち込むことは言語道断

です。結果として、納税者に大きな迷惑をかけるとともに、返って課税の公平を阻害していると
考えます。

 

お土産という不必要な課税が未だに減らない原因も、このような調査官の安っぽいプライドに
あるわけで、国税には常識的な判断が求められます。

 

とはいえ、調査官にとっては、税務調査を頑張っても出世しづらい現実があります。となれば、
「税金を追徴する」職人としてのプライドだけがモチベーションにになりますから、

このような安っぽいプライドを優先させ、納税者に迷惑をかける税務調査は今後も行われる

といわざるを得ません。

 

自衛の手段としては、調査官の安っぽいプライドも考慮し、

自社の税務調査を行う担当部署と、国税におけるその部署の立ち位置を正確に把握する

そして、

担当する部署によって交渉方法を変える

ということも考える必要があります。

 

具体的には、税務調査の花形的な部署が担当するのであれば、

お土産を出しても早く帰ってもらうという選択肢を考慮する

反面、やる気のない調査官も多い一般的な部署が担当するのであれば、

どこまでも戦うといったスタンスを持つ

と都合がいい、と考えられます。

 

自分で申し上げておきながら、おこがましく思うのですが、

法律以外にも、職員のプライドなどというくだらないことも考える
必要がある

これが税務調査の実態なのです。

 

 

 

それではまた来週!!

 

追伸、

わたくし松嶋洋の詳しいプロフィール
は以下のサイトからどうぞ!!

↓↓↓

http://nnp.y-ml.com/cs/Daily/1170/2087

 

 

★facebookページあります!→http://nnp.y-ml.com/cs/Daily/1171/2087

 


===========================================================
東京税経グループ
公式ホームページ → http://www.tokyozeikei.jp/
Facebookページ → http://www.facebook.com/tzc.group
メールマガジン購読 → http://nnp.y-ml.com/form_if.cgi?id=Daily&u=