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遺言書の「筆者」は誰だ!?(2017/06/13)


おはようございます!
東京税経センターの徐です。

 

先週のメルマガで、

 

とりあえず「全財産を妻に譲る」と
遺言書を書いておきましょう~、

とお伝えしたら、思いがけず大きな
反響がありました。

 

 

なるほど!子供達に対して精神的な
圧力をかけろという意味だね!!

 

まあ、はい、そうですね…

 

 

でもさ、字が下手だから自書って
要件がどうにも引っかかってね~。

 

習字教室でも如何でしょうか…

 

 

何があるか分からないからね!
早速書いて仏壇に供えておいたよ!

 

はい!上出来です!(^^)!

 

 

 

で、多くの方のご意見をまとめると、
やぱり自書(手書き)の部分が
お気に召さないようです。

 

でも、ズバリのタイトルが
「自筆証書遺言」なんですが・・・

 

 

 

まあ確かに、長文で自筆証書遺言を
作成するのはとっても大変です。

特に付言は長くなりがちです。
親の最後の気持ちですから当然です。

 

じゃあ、公正証書にすればいいじゃん!

 

って、費用がかかるし、もっと気軽に
作りたいんだよね・・・

 

 

 

ということで、今朝は解決策(?)に
ついてお話ししましょう。

 

それが、

【秘密証書遺言】

です。

 

 

 

結論から先に言えば、

この秘密証書遺言であれば、
ワードや一太郎などのソフトを使って
パソコンで作成することが可能です。

しかも、自分で打つ必要もなく、
他人に作成してもらっても有効です。

 

 

 

で、この秘密証書遺言にも作成の
ための法的な要件があります。

以下の4要件を満たせば有効です。

 

 

①遺言者が、証書に署名し、押印する

②遺言者が、証書を封じ、証書に用いた
印章をもってこれを封印する

③遺言者が、公証人と証人2人以上の前に
封書を提出して、自己の遺言書である旨
並びにその筆者の氏名及び住所を申述する

④公証人が、証書を提出した日付及び遺言者
の申述を封紙に記載した後、遺言者及び
証人とともにこれに署名し、押印する

 

 

 

一見するとなんだか難しそうに見えますが、
よく読めばたいしたことはありません。

 

この秘密証書遺言は、自筆であることを
要件としていないので、他人が書こうが
ワープロで打とうが成立します。

最後に「署名押印」するだけです。

 

だから、誰かにワードで作成してもらった
遺言書に署名押印すればいいだけ。

 

もちろん自分で打てる人は自分で
パソコンで作成すればOKです。

 

 

ふ~ん、そんなに簡単なの??

 

ふふふ。

さて、失敗事例クイズです!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Q1:どこでミスしたか考えてください。

 

Aさんは秘密証書遺言で遺言を残そう
と弁護士に依頼しました。

弁護士は遺言書をワープロで作成し、
要件通りに遺言書の末尾にAさんに
署名押印をもらいます。

Aさんはこの遺言書をもって弁護士と共に
公証役場へ行き、公証人と弁護士(証人)
の前でこう申述しました。

 

「これは私の自筆による遺言書です。」

 

公証人は申述通りに封紙に記載しました。

 

さて、この遺言書は無効になりました。
何故でしょう???

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Q2:どこでミスしたか考えてください。

 

Bさん(遺言者の妻)は、愛する旦那のために
『これでバッチリ!遺言書の書き方』という本
を購入し、見本通りにパソコンで遺言書を作成し、
これを秘密証書遺言にしました。

 

遺言者は入院中の病院に公証人と証人の弁護士
に来てもらい、こう申述しました。

 

「遺言の筆者は私です。」

 

公証人は申述通りに封紙に記載しました。

 

さて、この遺言書は無効になりました。
何故でしょう???

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

さあ、どこが間違いだか分かりますか??

 

ポイントは、要件③です。

 

③「遺言者が、………その筆者の
氏名及び住所を申述する」

 

 

 

秘密証書遺言では、遺言書の筆者の氏名住所
を申述することが要件です。

 

さて筆者は誰だったか??
Q1では筆者は弁護士、Q2では妻でした。

 

だから、遺言無効を訴えた裁判によって
いずれの遺言書の無効となりました。

 

 

秘密証書遺言では、遺言者は最後に
署名押印をするだけでOKです。

つまり、初めから別の「筆者」がいる
ことが前提となっています。

だから、その「筆者」の存在を明らか
にすることが求められているのです。

 

 

だ・か・ら、

秘密証書遺言によって遺言を残す場合は、
「筆者」を正しく申述しましょう。

 

遺言書をパソコンで作成し、証人2人を
連れて公証役場へ行けばOKです。
正しく「筆者」を申述すること!

 

公証人手数料はたったの11,000円。
公正証書遺言と比べればかなり
お気軽でお得感があります。

 

 

 

さあ、如何でしょうか??

 

まずはお気軽に遺言を残してみましょう
ということから2週連続でお話しました。

 

 

でもね、やっぱり安心確実なのは

【公正証書遺言】

なんです。

 

ま、このあたりは改めてゆっくりと。

 

 

え??急いでる??

 

そんな時は・・・

 

そう!TZCへGO!!

 

です!(^^)!

 

 

 

 

 

 

 

 

来週もお楽しみに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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