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東京税経メルマガ



全財産を妻へ、の遺言の効果!?(2017/06/06)


おはようございます!
東京税経センターの徐です。

 

TZCの最繁忙期である5月を終え、
ゆったりとした6月がスタートです。

 

でも梅雨時で外出が億劫になる季節。
オフィスや自宅から出たくな~い、

なんて時間的にも余裕が出てきた
ところで、久々に遺言のお話でも
してみようと思います。

 

さて、本メルマガではこれまでに
何度か遺言書をテーマにお話をして
きました。覚えていますか?

 

そして幾度となく「公正証書遺言」
にしなければダメですよ!!!

と念を押してきました。

 

 

で、今朝はこの逆のテーマでお話を
してみたいと思います。

 

 

逆???

アンタ、公正証書じゃなきゃダメって
何度も言ってたじゃないかー!?

 

 

まあまあ…落ち着いて!(^^)!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

季節がいつであるかに関わらず、
そろそろ遺言書を…なんてことを
考えている方は意外と多いものです。

 

でも、

そもそもどう書けばいいんだ??
公正証書がいいと聞くけど難しそう…
遺留分に気をつけろって言われても…

 

など、単に遺言書といっても実際に
書くとなるとハードルが高いものです。

ましてや公正証書遺言ともなれば
さらにハードルが高くなるのは
想像に難くないでしょう。

 

でも、それは当たり前のこと。

 

将来、相続人間で揉めないように、
遺留分の減殺請求がないように、
相続人全員が幸せであるように、

被相続人の意思を尊重しつつ、
税金面や二次相続も考慮して、
知恵を絞って絞って何度も推敲し、
考えに考えて作るのがプロの遺言書です。

 

もちろん有料です。

 

だから、最初からそんな立派な遺言書
を作ろうなんて固く考えず、

とりあえず自分の思いを文章にして
みることから始めませんか?

というのが今朝のテーマです。

 

 

もちろん、一番安全確実でお勧めは
公正証書遺言です。
もうこれは絶対に譲れません。

 

でも、初めは自分でお気楽に書く
自筆証書遺言も一考です。
工夫次第で予想外の効果も!?

 

 

よーし!そうか!!

とりあえず全ての財産を洗い出して、
所在や数量や金額を明記してっと・・・

 

なんて、ドラマや小説に出てくる
ような詳細な遺言書を作る必要は
全くありません。

 

自宅とA銀行の預金は妻へ
別荘とB銀行の預金は子へ

と、簡単に書くだけでOKです。

 

あとは自筆証書遺言の要件さえ
きちんと満たせばバッチリ。

 

 

さあ、自筆証書遺言の要件を
復習しましょう。

 

 

①全文を自書で。
②日付を書く。
③氏名を書く。
④押印する。

オマケ:間違えないで書く。

 

 

これでおしまいです。
簡単でしょ!?

 

とにかく私が言いたいことは、
遺言を書くきっかけを作りましょう
ということです。

 

始めることが大切です。

まず、書いてみる。
で、思い直したら書き直す。

 

毎年暮れに、とか、正月に、とか、
自分なりのタイミングを決めて
定期的に更新するのがいいでしょう。

 

遺言書は最新版が有効です。

だから、日記のように毎日毎日
遺言書を書けば、今日の分が最新
ですからこれが有効です。

 

そして、ココがポイント!

 

公正証書遺言であろうが、
自筆証書遺言であろうが、

 

必ず書いて頂きたい【付言(ふげん)】と
いうものがあります。

 

この【付言】は法的には何も拘束力も
意味もありません。単に遺言者の気持ち
を相続人に書き残すものです。

 

でも、そもそも遺言とは気持ちを
書き残すものです。

 

つまり、遺言の内容には2種類あって、

①財産の分け方についての【気持ち】
②親としての【気持ち】→「付言」

を書くものなのです。

 

で、この2種類のうち、①の財産に
ついての部分だけが民法上の問題に
なるのです。

 

だから、付言には何を書いてもかまいません。

 

「これまで長い間ありがとう」

「オリンピックで金メダルをとってくれ」

「月命日には必ずおはぎを持って墓参り来い」

「葬式は真っ赤なバラで埋め尽くせ」

「次の社長は可愛い三男にしろ」

「・・・・・・・・・・・・・」

 

繰り返しですが、付言の内容には
何らの法的拘束力はありません。

 

でも、親の最後の「気持ち」には
他人には分からない重みがあります。

だから、将来財産の分配で揉め事を
起こしそうな相続人に対して付言を
残すことが何らかのブレーキとなる
可能性があります。

 

もちろん、

「遺留分の減殺請求を禁ずる…」

という付言は法的には無効です。

 

でも、親の言葉には重みがあります。
ましてや遺言は最後の言葉です。

法的に付言の内容が無効であっても、
遺留分の権利があったとしても、

こう書いておけば揉め事を回避する
ことができるかもしれません。

 

 

だから、こんな理不尽な内容でも、
自筆証書遺言なら誰にも気兼ねせず
何でも書くことができるのです。

 

 

 

最後に具体例を。

 

相続人が妻子だけの場合であれば、
とりあえず遺言書には

「全財産を妻(夫)に」

とだけ記載しましょう。

 

これなら簡単です。
もちろん要件を忘れずに!

 

さて、この遺言は誰がどう見たって
遺留分を侵害しています。

でも、この一言があるだけで余計な
揉め事が回避できるかもしれません。

 

たとえ遺言書があったとしても、
相続人全員が遺産分割協議を行って
合意できれば遺言は無視してOKです。

 

妻は子に対して

「皆が仲良く決めてくれれば
それでいいじゃないの!」

と笑顔で言うことができます。

 

 

もし兄弟喧嘩が起こった時には、

「アンタ達!ケンカするなら
この遺言書どおりにするわよ!」

と一喝して事態を収拾できます。

 

 

だから、

「全財産を妻(夫)に」

というだけの【とりあえずの遺言書】
は相続の現場ではけっこう活躍します。

 

こういうケースでの自筆証書遺言を
お勧めすることは実はよくあるのです。

 

 

 

さあ、如何でしょうか?

 

しつこいですが、相続対策としての
遺言書のキホンは公正証書遺言です。

 

でも、自筆証書遺言もケースに
よってはなかなか使える味な奴。

 

まずは書くことから始めませんか?

 

 

「全ての財産を妻(夫)に相続させる。」

「付言 相続争いは許しません!」

 

 

まずはこんなカンジ。
簡単でしょう??

 

これだけでも相続争いは減るのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

来週もお楽しみに!!

 

 

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