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東京税経メルマガ



税務調査における脅しと調査官の本音(2016/07/07)


おはようございます!
税理士の松嶋と申します。

 

本メルマガは、皆様が怖い怖い
とおっしゃる税務調査に対し、
勇気をもって戦えるノウハウを
解説しております。

 

私のパートは【毎週木曜日】です。

税務調査について分かりやすく
解説していきます。

 

 

 

それでは、第七十四回目。

 

テーマは、

「税務調査における脅しと調査官の本音」です。

 

最近立ち会った税務調査で、始まって早々、以下のような指導がありました。

「資料の保存がないため青色申告の取消しをせざるを得ないですね。」
「(状況が確認できないので)反面調査をしなければなりませんね。」

 

簡単に言えば、税務調査でよく見られる脅しです。しかし、お客様は税務調査に
非常に協力する姿勢を見せていました。

何故、このような脅し文句を、協力的な納税者に対し、わざわざ念を押す形で言うのかと、
唖然としたものです。

 

納税者の権利保護につながるという、税務調査手続き法制化が平成25年に実現していますが、
未だに

このような税務調査における脅しは非常に多い

と言われています。

 

脅しを使う調査官本人の本音を申し上げると、

青色申告の取消しや反面調査は手間がかかるためむしろやりたくない

と思っていることがほとんどです。

 

青色申告は納税者にとって大きな特典ですから、取り消すと大きなトラブルになり、
ひどい時には裁判になります。このため、取り消す場合には、部内で厳しい決裁が
必要になります。

 

反面調査についても、反面調査をする日程が別にかかりますし、かつ納税者の
苦情も多いですから、やらずに済むのであれば、それに越したことはありません。

 

実際に、先の税務調査でもそうでしたが、

脅した通りの処理を行うことは基本的にはない

のです。

 

にもかかわらず、このような脅し文句を言うのは、

脅しておくと納税者は協力的になる

という経験則から、税務調査の交渉の主導権を握る目的があるからに他なりません。

 

とりわけ、近年は税務調査件数が大きく減少しています。調査官としては、

件数を増やすため、スムーズに税務調査を終えなければならない

という大きなプレッシャーがかかっています。

 

早急に税務調査を終える方便として、納税者との交渉を有利にするために、
調査官はこのような脅し文句を早いうちから匂わせておくべき、と考えて
いると思います。

 

まとめますと、脅し文句は交渉材料に過ぎず、脅した通りのことを調査官は
現実にはやることは少ないですから、

調査官の脅し文句を気にしてはいけない

と指導しています。

 

脅し文句に対する一番の反論は、調査官の上司である統括官等に見解を聞いてみることです。

反面調査にしても青色申告の取消しにしても、脅し文句にある強硬的なことは、一担当者の
権限ではできません。

 

内部ではじっくりと審議しなければなりませんから、脅し文句があった場合には、できるだけ早く
調査官本人ではなく、統括官等と連絡をとり、このようなことが本当に必要なのか、尋ねてみてください。

現職時代の経験から申し上げるのですが、中には「上司の指示を受けていますから」と言うにも
かかわらず、上司の指示を受けていない調査官もいます。

 

 

 

 

それではまた来週!!

 

追伸、

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