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東京税経メルマガ



花押による自筆証書遺言?(6/14)


おはようございます!
東京税経センターの徐です。

つい先ごろの日曜日の話です。

友人から私のもとへ遺言書の
コピーが届けられました。

「オマエ、こういう専門の仕事
 してんだろ??」

「これって、有効なの??」

「オレは遺言書の鑑定人じゃ
 ないんだよ・・・。」

「これは自筆証書遺言だね。
 見た感じでは要件を満たして
 るけど、ちゃんと家庭裁判所
 で検認しないとダメよ。」

「ま、1ヶ月以上かかるから、
 なんかあったら電話くれ!」

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

さて、

本メルマガ読者さんはかなり
相続知識もついてきていると
思いますので、

自筆証書遺言の要件を大きな
声で言ってみましょ~!

通勤途中で周囲に人が沢山いる
場合には心で叫びましょう~

さん、ハイ!

①全文を自書で。
②日付を書く。
③氏名を書く。
④押印する。
⑤間違えないで書く。

言えましたか???

ちなみに⑤

間違ってしまった場合、
加除修正の方法については
厳格な決まりがあります。

この方法を誤ると訂正部分が
無効となってしますので、
気を付けましょう~。

(今回は詳細説明を省きます)

さてさて、

前置きが長くなりましたが、
今朝のテーマは④「押印」です。

まずは真面目にお勉強。

◆民法第968条

「自筆証書によって遺言をする
 には・・・・・・これに印を
 押さなければならない。」

◆平成元年2月16日最高裁判決

「・・・・・・自筆証書遺言に
 使用すべき印章には何ら制限
 もない」

つまり、自筆証書遺言の場合は、

作成者本人の署名(サイン)が
あったとしても、「印」が無け
れば無効です。

そして、ハンコ自体は実印で
なくてもOK!

100円ショップで売っている
三文判でも、自らの拇印でも
なんでもOK!

厳格なんだかテキトーなんだか・・
よくわからんのが実務です。

で、今日の本題。

じゃあ、花押(かおう)は・・・??

花王??

花押です。

自筆証書遺言書の末尾に
印鑑ではなく花押が。。。

コレって印なの?サインなの?

「花押は、署名の代わりに
 使用される記号・符号…
 …判、書判などとも呼ばれ…」

ウィキペディア先生の詳しい解説
↓↓↓

http://nnp.y-ml.com/cs/Daily/595/1129

戦国大名はみ~んな花押でした。

今日でも内閣では閣議書署名で
花押が使われています。

さて、花押は印??サイン??

先に結論を。

印ではなく花押を記した遺言書
の有効性が争われていた事件。

最高裁第二小法廷は先の6月3日、
この遺言書を無効とする判断
を示しました。

すなわち、

「花押」≠「印」

という司法判断が初めて
下されたわけです。

最高裁の判決文によると、

「遺言書に押印を必要とする
 理由は、印を押すことにより
 重要な文書の作成を完結する
 という慣行や意識が社会の中
 にあることがその1つである」

が、

「文書の作成を花押によって
 完結するという慣行や意識が
 あるとは認めがたい」

として、花押による遺言書は
無効であると判断しています。

せっかく丁寧に時間をかけて
自筆で書いた遺言書。

末尾に花押で格好よく締め
括れば息子たちに対する
威厳てやつが違うわな、

と、

ドスンと花押を記して
みたところ、

最高裁から

「無効です・・・」

と一蹴され。。。

遺言者の気持ちは痛いほど
よく分かります。

相続人に対する熱い思いが
花押に姿を変えたのです。

でもね。

専門家の立場で一言。

法的に争う余地の全く無い
遺言書を作成することが

相続人たちにとって一番
重要なことなのです。

来週もお楽しみに!!

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http://nnp.y-ml.com/cs/Daily/596/1129

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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