お気に入り頂けましたら、ぜひ本メルマガをご友人やお知り合いの方へご紹介くださいませ。
東京税経メルマガ



立証責任は誰が負う?(9/24)


おはようございます!
税理士の松嶋と申します。

本メルマガは、皆様が怖い怖い
とおっしゃる税務調査に対し、
勇気をもって戦えるノウハウを
解説しております。

私のパートは【毎週木曜日】です。

税務調査について分かりやすく
解説していきます。

それでは、第三十八回目。

テーマは、

「立証責任は誰が負う?」です。

税務調査で往々にして問題になるのは、

立証責任は調査官と納税者のどちらに
あるのか

ということです。例えば、ある支出が経費とならない
という指摘を受けた場合、

経費とならないことを調査官が証明する
納税者がその支出が経費となることを証明する

この区分が問題になるのです。

まず、調査官サイドの理解から申し上げますと、現職時代、

収入の証明は税務署、経費の証明は納税者

と教わったことがあります。

この背景には「~があること」について、都合がいい方が立証責任
を負う、という考え方があります。

収入が大きければ税金が増えますので調査官にとっては都合がいい
経費が大きければ納税者にとって都合がいい

ことになりますから、調査官はこのような考えをもって、税務調査に
臨むことがほとんどです。

次に、法律を検討しますと、実は税務調査に関する立証責任については、

「更正の請求」という手続きに基づく税務調査を除いて、
明確な規定はない

のです。

「更正の請求」とは、当初の申告が誤っていたため税金を納めすぎた場合に、
税務署に申請して税金を返して貰う手続きを言います。

その誤った事情の証明は、納税者が負うこととされています。

「更正の請求」は納税者の利益となりうる手続きですので、このロジックには
妥当性があります。

しかし、一般的な税務調査については、

税金をとるために行われる
反面調査などの裏付けの調査も認められている

ため、調査官に立証責任がある、と考えられます。

何より、

誤った申告については行政の権限で是正することもできる

わけですから、

収入に限らず経費についても、すべて調査官が立証責任を負うべき

と私は考えていますし、その考えは間違いではないと思います。

なお、国税の内規には、

一般に、課税訴訟における立証責任が課税庁側にあることは論を待たず、
たとえ、調査非協力で証拠の収集が困難であっても、速やかに反面調査等
の補完調査を行って証拠を可能な限り収集することが必要である。

と述べられています。調査官はこういう内規を読まないから、
税務調査では困るのですが。

しかしながら、こういう考え方があるにしても、

それは法律上明確なものではない

のです。事実、裁決事例などを見ますと、

納税者がきちんと主張し、法人にとって必要なものと証明した支出は
経費と認める

反面、

そうではない支出については経費と認めなかったケースもある

のです。

先ほどの内規が悲しくなりますが、

立証責任の問題はうやむやなまま税務調査が進展している

のが現状であり、

「裏付けとなる証拠がない以上、経費は認めません。」といった指摘が
平然となされています。

税務調査に恐怖心を持つ納税者は、調査官からこのように言われると
途端に混乱するわけですが

たかが2~3日の税務調査で、すべてを明らかにすることなどできない
から、立証責任を全部負うはずがない

といった軽い感覚で調査官は税務調査を行っています。

このため、決して恐れることなく、

調査官に税務調査の立証責任があることを主張し
立証責任について判断を問うべき

なのです。

それではまた来週!!

追伸、

わたくし松嶋洋の詳しいプロフィール
は以下のサイトからどうぞ!!

↓↓↓

http://nnp.y-ml.com/cs/Daily/176/1129

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

起業するならココ!
法人登記や銀行借入もOKです。

銀座のバーチャルオフィス
TBS「東京ビジネスセンター」

http://nnp.y-ml.com/cs/Daily/177/1129

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

最後までお読みいただきありがとうございました。
本メルマガは土日祝日はお休みさせて頂いております。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
■ 発行者:税理士法人東京税経センター
■ 連絡先:東京都台東区上野3‐14‐1‐5F
  TEL: 03(6803)2905 FAX: 03(6803)2906
■ サイト:www.tokyozeikei.jp
■ 責任者:徐 瑛義(税理士・行政書士)
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「立証責任は誰が負う?(9/24)」への1件のフィードバック

コメントは停止中です。